カードローンの連帯保証人
カードローンの基本
カードローンは基本的に保証人が不要なローンであり、無担保・無保証人というのが他のローン・貸付と異なる点になります。
ほとんどの場合、カードローンは審査において申込を行った本人の年齢・職業・所得・勤続年数・居住年数・過去の返済履歴といった事項を元に可否を決定しており、連帯保証人や担保を求められることはありません。
しかし、まれなケースとしてカードローンでも連帯保証人を求められる場合があります。
「保証人をつけて欲しい」という場合、金融機関側としては融資したくないということではなく、審査を通したいために求めることが多いです。
審査の結果、本人の信用状況が「微妙」なケースであり、一定の条件は満たしているため断るにはもったいないという状態です。
連帯保証人が求められるケースとして、申込者が個人事業主である場合や限度額が高額になる場合に親や配偶者を保証人として求められることとなります。
連帯保証人の役割
では、連帯保証人とはどういった役割を果たす存在なのでしょうか。
一般的に「連帯保証人にはなるな」というイメージを持った方も多くいらっしゃいますが、無制限にお金を請求されたり、暴力団による脅しがあるわけではありません。
正確な知識を持つために、まず、「保証人」と「連帯保証人」の違いを知っておく必要があります。
保証人は、お金を借りた債務者が返済不能になった際、代わりに返済義務を負う人となります。
これに対して連帯保証人は、お金を借りた債務者と同じ義務を負う人となります。
つまり、連帯保証人は、お金を借りた債務者が債務不履行の状態にならなくても、金融機関に支払を請求されてしまう状態となります。
連帯保証人を家族や友人に依頼する際や、依頼された際には、こうした責任が追求される恐れがあることを承知した上で相談しましょう。
必ず、借りるお金の金額・金利の利率・返済期間を確認した上で検討することをオススメします。
カードローンの魅力
とはいえ、カードローンで保証人・連帯保証人を求められるケースはほとんどなく、それが他のローンや貸付よりも大きな魅力となっています。
クレジットカードなどのキャッシング機能も無担保・無保証人でお金を借りることが可能ですが、金額は50万円前後と小口が一般的であり返済は翌月一括返済のみとなっています。
また、ショッピングローンや住宅ローンと言った各種ローンでは、基本的に担保や保証人を求める上に、借入の都度、審査を必要としています。
カードローンは、無担保・無保証人であり、開設時の審査以降は限度額の枠内で自由に借入と返済が可能です。
返済についても分割払いができるため、毎月一定額を支払うことで返済できる気軽さがあります。
カードローン | キャッシング | 各種ローン |
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基本的に無担保、無保証人 | 無担保、無保証人 | 基本的には担保や保証人を求める |
限度額の枠内で自由に借入や返済可能 | 翌月一括返済のみ | 借入の都度、与信審査が必要 |