銀行印の素材としても有名な白檀は甘い香りが特徴的な香木で、線香や扇子にも使われる高級木材です。
ここでは、銀行印に白檀の印鑑を使用するメリットや選ぶときのポイントについてご紹介します。
銀行印の素材としても有名な白檀(びゃくだん)とは?
銀行印としても使われている白檀は、日本では印鑑の素材以外にも、線香や扇子などに使われる甘い香りが特徴的な香木としても知られる高級木材です。
サンダルウッドの名でも有名な白檀は、紀元前5世紀にはすでに高貴な香木として使われており、古来より珍重されていた木材なのです。
また、白檀は霊性が高い木とも知られていたために、多くの仏像やお寺の装飾にも使われています。
つまり細密な彫刻に最適な素材なので、手彫りの印鑑用の素材としても有名です。
印鑑に使用する白檀の原産国はインド、インドネシア、オーストラリアなどの太平洋諸国に広く分布していますが、人工での栽培が困難なために、現在インドでは輸出規制がかけられている木材でもあります。
したがって、一般的な印鑑の素材の中では希少価値の高さから高価な部類に入ります。
白檀で銀行印を作るメリット・デメリット
最近では白檀の希少価値がより一層高まっているため、印鑑としては高価な部類に入りますが、宝石など他の素材と比較すると安価な上に丈夫なので、銀行印のように長期間使っていくものと考えれば、コストパフォーマンスが高いのがメリットと言えるでしょう。
また、白檀は使い込むうちに素材自体に朱肉の色が交わり、印鑑自体がなんともいえない風格を持つようになっていきます。
そして、白檀は線香の原料の中では最も一般的な素材です。捺印するたびに気品高い香りが漂うのも他の印材にはない魅力です。
しかし弱点があるのも事実であり、白檀は繊細な木材ですから使用後のお手入れに気をつけましょう。
朱肉は油質が含まれていますから付着したままにしていると印鑑が劣化してしまいます。
せっかく白檀で作った銀行印を長く使うためにも、使用後は必ず朱肉をふき取り、印鑑ケースできちんと保管するようにしましょう。
白檀の銀行印を選ぶ際のポイント
白檀の印鑑は希少価値が高いので、一般的な木材の印鑑よりも高価です。
しかし印材として人気がありますから、ネットショップ、デパートなどで購入が可能です。
また、お寺や仏像に使用されてきた素材ということからも分かるとおり、彫刻に適した木材ですから職人の手彫りで作ることをお勧めします。
白檀の印鑑の相場ですが、12,000円前後が平均のようです。生産地の違いであったり、手彫り・機械彫りの違いでも価格差があります。
せっかくの高級素材である白檀で銀行印を作るのであれば、職人の手彫りで自分だけのオリジナルの印鑑を作ることも考えてみる価値はありますね。
店舗によっては、一級彫刻士が1本1本真似の出来ないオリジナルの印鑑を彫ってくれるところもありますから、じっくりとサービスを比較してオーダーすることをお勧めします。
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その他の印材も検討したいという方は、こちらの【印鑑素材の選び方】印鑑素材の種類と目的別のおすすめ印材の選び方もご覧ください。