キャンパスライフを疑似体験
オープンキャンパスは、大学ごとや学部ごとに実施される体験入学の一環であり、入学希望者に対して施設を公開し、実際に授業が行われている内容やキャンパスライフについて教授・先輩方から話を直接聞くことが出来る機会となります。
実施時期は、国公立大学においては高校が長期休暇となる夏休みの7月・8月に集中しますが、私立大学では土曜日・日曜日・祝日を中心に月数回実施しているところが多いです。
大学構内を見て回れる貴重な機会となり、実際に授業を受ける教室や勉強を行う図書館・実験室といったさまざまな施設に触れ合うことができるため、多くの受験生が志望校や滑り止めとして興味のある大学にオープンキャンパスを申し込んでいます。
医学部のオープンキャンパス事情
医学部のオープンキャンパスでは、大学のトップである学長や学部のトップである医学部長といった方々の講演を聞くチャンスでもあります。
医学部で教えている教授の話や、すでに学生としてキャンパスライフを送っている先輩方の話を直接聞くことが出来る機会でもあるため、入学後の将来やモチベーション向上に役立ちます。
学校の雰囲気を肌で感じることができるため、自分の性格や目標に合致しているかどうか判断する材料にもなりますし、オープンキャンパスを元に志望校を変更することも多いにあり得ます。
医学部のオープンキャンパスでは、多くの大学が個別進路指導会を開催しており、希望者には受験科目・学費について・先輩方の進路先・施設設備の説明といった情報を知るいい機会にもなります。
合格のイメージを持つことが重要
オープンキャンパスで重要なポイントとしては、志望校合格に向けた自分自身のモチベーション向上に利用していきましょう。
実際に将来6年間を過ごす大学構内を歩いてみて、「ここに合格するんだ」というイメージを持つことで、これまで以上に勉強に対する集中力を高める機会となります。
また、志望校選定が上手く進んでいない方も、複数の医学部についてオープンキャンパスに参加してみて、どの大学が自分の持っていた医学部像に一致しているのかで選んでいくことも重要です。
一緒にオープンキャンパスに参加している生徒は、受験において競争相手にもなります。
どれくらいの数の生徒がオープンキャンパスに来場しているのか知っておくことで、心の準備やゆとりを持つことも出来ます。