医学部の偏差値・難易度を徹底リサーチ
医学部偏差値を把握することは、合格するために非常に重要となってきます。
偏差値や難易度、入試システムを知ることで、自分の学力に見合った最適な志望校の選択が可能となってきます。
当サイトでは、受験生に役立つ入試の基礎知識を紹介すると同時に、各医学部を比較やランキング形式で詳しく解説しています。医学部合格の一助となれば幸いです。
国公立大学医学部の偏差値ランキングTOP10
東京大学
京都大学
大阪大学
東京医科歯科大学
東北大学
【大手予備校平均偏差値:69.5】
多くの優秀な研究医を輩出する東北地区最難関の医学部
東北大学医学部は、1872年に設立された宮城県立医学所を原点としている140年以上の歴史を有する伝統校であり、東北地方トップレベルの医学部です。研究第一の理念を踏襲しており、世界にも名だたる研究者が多く所在している特徴もあります。高度な医療分野を網羅できる実力派教授陣のもとで、実力を大いに飛躍できる環境が整っています。
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名古屋大学
九州大学
【大手予備校平均偏差値:70.3】
大規模な附属病院施設を有する九州地区最難関の医学部
九州大学医学部は、九州の中心地である福岡に所在しており、九州中はもちろんのこと全国から学生が集まることで人気の医学部です。これまでの伝統を基盤に、高度先端医療研究の実施を行っており、また、国際的視野を持った医学者の育成に力を入れています。平成16年度から導入されている医歯薬統合教育の試みも人気となっており、総合的な医療人としての教育を進めています。
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北海道大学
【大手予備校平均偏差値:66.7】
旧帝大を起源にもつトップレベルの国立医学部として高度な医学部に触れられます
北海道大学医学部は、北海道開発において医療を担う人材の育成のために創設されており、高度な医学知識や技術の導入や高い倫理観を持った豊かな人格形成に力を入れています。道内の医療発展のために施設や技術力が充実している特徴もあります。多様性のある人材が多く集まっており、出身著名人にはカメラメーカーであるキャノンの初代社長である御手洗毅氏がいらっしゃいます。
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筑波大学
千葉大学
【大手予備校平均偏差値:70.0】
臨床医に育成に定評があり、地方国立大学の中でも人気の高い
千葉大学医学部は、文部科学省から全国で14拠点だけ選出された「グローバルCOEプログラム」に選ばれており、高い研究成果と教育カリキュラムが評価されています。入学直後から医療福祉保健施設における早期体験学習を実施しており、臨床の現場と教育が密接に連携している特徴があります。また、6年間一貫の「スカラーシッププログラム」では、希望する研究室においてメンター指導のもと医学研究の基礎を学ぶことができます。
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私立大学医学部の偏差値ランキングTOP10
慶應義塾大学
自治医科大学
順天堂大学
東京慈恵医科大学
【大手予備校平均偏差値:69.3】
私立の御三家の1つで、他大学に先駆けて6年一貫教育を実施するなど質の高い教育に定評
東京慈恵医科大学は、脚気の撲滅に貢献して世界的に有名な医師である高木兼寛氏を源流とし、世界に羽ばたく医療研究や医師の育成に力を入れています。特に「医師と看護師は車の両輪」として、医学科・看護学科が密接に連携してお互いに尊重・理解し合えるカリキュラムが人気となっており、臨床の現場において高い実績を挙げています。
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大阪医科大学
日本医科大学
関西医科大学
昭和大学
近畿大学
【大手予備校平均偏差値:65.5】
年齢にも寛容で再受験生にも人気の医学部
近畿大学医学部は、「人々に愛され信頼される医師」「人々から尊敬される医師」の育成に力を入れており、病気そのものの撲滅のみならず、医師と患者のコミュニケーションを円滑にしてさまざまな角度から地域医療全体に貢献できる人材を輩出してきました。徹底した少人数制によって新時代の医学教育を展開している特徴もあります。
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東京医科大学
【大手予備校平均偏差値:65.2】
1年次から専門教育が始まるなど海外に通用する医師の養成に力を入れている
東京医科大学は、自主自学を建学の精神としており、医療技術教育のみならず人間的にも立派な医師を養成することを目的としています。1年次から専門教育を学び、6年間一貫教育の実施によって国際的にも活躍できる医師の育成に力を入れています。研究施設も充実しており、海外からも留学生が集まるなど、評判の高さは国内外にも知られています。
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近年の医学部入試動向
医学部入試は毎年ハイレベルの受験戦争が繰り広げられている難関入試に位置付けられていますが、受験する大学によって傾向や出題内容が大きく異なります。
国立大学の医学部志望者は一次試験としてセンター試験を受験しなければならないことから国語や社会といった文系科目もミスなく得点しなければならないため基本から応用までそつなくこなしていかなければなりません。
これに対して私立大学では理系科目を中心に試験科目が構成されており、出題される内容は重箱の隅をつつくような難問から、今まで見た事もないような考えさせられる問題などが出題されるため日頃からこうしたトレーニングを積んでおく必要があります。
センター試験を受験される方は、いわゆる「センターボケ」と呼ばれるオーソドックスな問題への対応から、二次試験に向けたラストスパートに変えていかなければならないため切り替えも非常に重要となっています。
受験校は過去問を早い段階で解いて、傾向と対策を考えていく必要があります。
国公立vs私立の医学部
一般的な大学受験では、名門校を除いて国公立大学の方が高い偏差値と難易度を誇っていますが、医学部受験の場合はどうなのでしょうか?
国公立のすべり止めとして私立大学を受験する方は非常に多いのですが、医学部受験においてはすべり止めという位置付けでは合格は難しいと言って良いほどハイレベルかつ独特な問題が出題されます。
「国公立には合格したけど私立は落ちた」という方も少なくありません。ただし、6年間の学費面で考えると私立大学が2,000万円〜5,000万円という非常に高いのに対して国公立の場合は他の学部と同等の学費設定がなされているため多くの受験生は本命を国公立に置いています。
受験科目についても、国公立は文系科目を含めて満遍なく学習する必要があるのに対して私立大学は理系科目・小論文・面接という少数の試験で合否が判断される大学も多いです。
将来の進路としても、大学病院に留まるのか、研究者の道に進むのか、独立開業して自分の医院を持つのかなど、大学によって力を入れている分野が異なるので目標を定めた上で受験する大学を選んでいきましょう。
偏差値情報の活用方法
医学部の偏差値はトップレベルであり、国公立大学は70以上、私立大学でも65以上が目安とされています。
予備校の設定や受ける模試によって偏差値の基準は異なってきますが、トップクラスの中でもトップを目指していく必要があるのが医学部受験となります。
志望校の偏差値情報を知った上で、その偏差値をクリアするために日々勉強に取り組むことが学力向上にプラスとなるでしょう。
また、大学の偏差値情報に付随して学校の特徴や取り組みなどを知っておくことで、なぜそれほど高い偏差値なのか、なぜ人気があるのか情報収集しておくことも重要となります。
長年の歴史を誇っている名門校ほど高い偏差値となっている傾向にありますが、私立大学では「学費が安いから多くの受験生が集まる」という理由で偏差値が高くなっている大学もあります。
偏差値情報を活用して、志望校選びや日々の学習の目標に設定して役立てることができます。
志望校の選び方
医師となるためには大学で医学部へ進学する必要がありますが、それではどうやって志望校を選んだら良いのでしょうか。
もし、親類や先輩といった身近に医学部へ進学した方がいらっしゃるのならその方に直接聞いてみることをおすすめしますが、将来の進路や医師国家試験の合格率、口コミ情報などを参考に志望校を選んでいくことがおすすめとなります。
研究職への道を考えているのなら、多くの研究者を輩出している国立大学を選ぶことが賢い選択となります。
また、医師国家試験に合格しないと医師になれないので、合格率はもちろん試験対策など大学の学習環境や対応状況を確認することが重要です。
ただし、医師国家試験の合格率を上げるために優秀な生徒しか進級させない大学もあるため、必ずしも合格率の高さだけで選んでしまうのは危険です。
留年者数の多い医学部もせっかくに入学できたのに留年してしまえば、私立では高額な学費がかかるため退学を選ぶ人も少なくなくありません。
医学部に合格した後のことも考えた上で、志望校を選んでいくことが重要となります。
国公立大医学部志望者の学習方法・ポイント
医学部受験の中でも、国公立大は年間の授業料も安いため志望者が多く人気となっています。
一次試験としてセンター試験の成績も総合評価に加味している大学も多いことが特徴であり、センター試験だからといって気を抜くことはできません。
国語や社会科目といった文系も満遍なく学習しておく必要があり、基礎分野を疎かにすると足元をすくわれる恐れもあるので注意が必要です。
二次試験では理数系科目や英語でハイレベルな出題がされるケースが多く、さらに面接も十分に対策しておかなければならないため幅広い範囲で学力や将来の目標などが問われる試験です。
出題される問題も、見たことのない応用問題が出されることもあり、暗記だけでなく自分で考えて答えが出せる訓練も普段から気をつけておくことがポイントとなります。
実際に合格者である先輩にどういった出題がされるのか、どういう勉強法で臨んだのかを直接ヒアリングし実感を高めることも重要となります。
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