医学部編入・学士編入
医学部学士編入という方法
医学部への入学を目指す社会人の多くは再受験を選びますが、学士編入という方法もあります。
医学部学士編入は、多くの国公立大学医学部で施されている入試制度ですが、私立大学医学部では、7校のみとなっています。
大学によっては、文系出身者でも受験し易い入試内容となっているケースもり、実際に合格者も輩出しています。
学士編入で医学部へ入学できれば、2年次前期または3年次から始められるため、時間と費用を節約できるのが大きな魅力となっています。
国公立大学医学部の学士編入
2年次前期 | 2年次後期 | 3年次 |
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北海道大学(5) 秋田大学(5) 群馬大学(15) 筑波大学(5) 東京医科歯科大学(5) 新潟大学(5) 金沢大学(5) 富山大学(5) 奈良県立医科大学(1) 神戸大学(5) 岡山大学(5) 鳥取大学(5) 香川大学(5) 愛媛大学(5) 高知大学(5) 山口大学(10) 長崎大学(5) 琉球大学(5) |
旭川医科大学(10) 弘前大学(20) 浜松医科大学(5) 福井大学(5) 滋賀医科大学(17) 大阪大学(10) 大分大学(10) 鹿児島大学(10) |
千葉大学(5) 名古屋大学(5) 島根大学(10) |
私立大学医学部の学士編入
1年次 | 2年次 | 3年次 |
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※1獨協大学(7) 金沢医科大学(5) 藤田保健衛生大学(5) |
※1獨協大学(7) 東海大学(20) 北里大学(若干名) 愛知医科大学(若干名) |
岩手医科大学(7) |
※1:獨協医科大学は1年次または2年次に編入
※2:()は定員数
医学部学士編入と再受験を比較
医学部学士編入と再受験のどちらを受験しようか迷う社会人の方は多いと思われます。
どちらもメリットおよびデメリットがありますが、医学部学士編入の場合は試験科目が英語・生命科学(自然科学)・小論文・面接という構成になっていることが多いので、文系出身者でも対策がし易いのが特徴です。
医学部再受験の場合は、私立大学を受験するとしても、英語の他に数学と理科2科目が必要になってくるため、学習量がその分多くなります。
ただし、学士編入は定員枠が多い大学でも20名となっているので、非常に激しい競争を突破する必要があります。
いっぽう、再受験の場合は募集定員数が多いので、ある程度の学力を身につければ合格できるチャンスが高まります。
したがって、自分の経歴をアピールできる、または編入試験のほうが対策し易いという人は編入試験を挑戦すると良いでしょう。
医学部予備校でも編入コースを設けている学校がたくさんあるので、一度相談してみることをおすすめします。
編入試験でおすすめの医学部
【山口大学医学部】
山口大学医学部は、試験科目が学科(自然科学)、小論文(英語)、面接となっているので、文系出身者でも多くの合格者が誕生しています。
ただし、競争率は高く、例年40~60倍程度の倍率を突破する必要があります。
【弘前大学医学部】
弘前大学医学部は、国公立医学部の編入枠の中で一番定員数が多い20名を確保していますが、例年500名ほどの受験者が殺到しています。
推薦書が不要なことも人気の理由の1つとなっています。
試験内容も1次(英語、基礎自然科学)、2次(生命科学、小論文)となっており、難易度もそこまで高くないことから、面接試験が重要となってきます。
【千葉大学医学部】
千葉大学医学部は、研究医を目指す受験生を募集しているため、他大学の編入試験とは少々異なってきます。
医学部卒業後は、大学院医学薬学府博士課程に進学する必要がありますが、3年次へ編入できるため、研究医を目指す人にはおすすめです。
試験は書類審査がなく、英語重視の内容となっているため、英語が得意な人に向いています。
【東海大学医学部】
東海大学医学部は、かつては40名の定員枠を誇っていましたが、現在は20名まで縮小しています。
しかし、まだまだ編入試験の門戸を広く開けている大学の1つで、試験科目も英語・適性試験・面接と、文系出身者や忙しい社会人でも対策しやすいのが特徴です。
推薦書も必要なく、書類選考も実施されないので、出願が容易な点も魅力です。
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