短期・単発がおすすめな人
看護師は女性の職業というイメージが強いですが、近年男性看護師の活躍も目立つようになってきました。
男性看護師の転職先として多いのは、ICU、手術室、精神科となっています。
ICUやCICUなどの急性重症患者を担当する部署、および手術室（オペ室）などでは、高度な看護技術や知識が求められると同時に瞬時の的確な判断力・精神力・体力も必要なので性別は関係ありません。
また、精神科では腕力など体力が要ることが多いので、男性看護師が多く働いています。
総合病院など複数の診療科がある場合は、精神科配属になることもよくあるそうです。
一般的には、小規模の医療施設よりも、大規模の医療施設で働いてる方が多いようです。
男性看護師はまだまだ少数派
厚生労働省の調査（２０１０年）によると、男性看護師の人数は約５．４万人いるそうです。しかし、この数字は看護師全体の約５％にしか過ぎず、まだまだ女性が多い環境となっています。
したがって、更衣室や仮眠室、休憩室が設置されていない医療施設はまだまだあるようです。トイレで着替えたり、ソファで仮眠することになったりしてストレスを感じることは多いようです。
また、女性が多い職場なので、つい気を使いすぎてしまったり、女性の看護師さんの輪に入れなかったりと、業務以外で悩む人もよく見受けられます。
一人で悩まず、同じ男性看護師の先輩や上長の看護師に相談することが大切です。
男性看護師の将来性
最近では、体位変換などでパワーが必要な高齢者の看護、男性患者の多い泌尿器科などの現場では、男性看護師のニーズが高まっています。
また、高度な知識と判断が必要とされる臓器移植やロボット手術など、新たな分野において男性看護師が活躍していることろもたくさんあります。
環境面でも大規模医療施設などでは、男性看護師の組織を作って、情報交換や勉強会などの交流を行い、働きやすい職場作りを積極的に実施しているところもあります。
男性は結婚・出産に左右されないので安定的な雇用が期待できますし、力仕事が任せれるメリットがあります。
これからは、限られた分野だけでなく、幅広い分野で男性看護師のニーズが高まってくるでしょう。