結婚相談所のトラブル
結婚相談所の利用には、料金が高いうえに、カウンセラーとの人間関係が重要になってくるため、トラブルが生じるケースもあります。
せっかく高いお金を払って婚活をするのだから、後悔することなく理想のお相手を探したいものです。
また、婚活は思うように上手くいかずに、悩んだり又は落ち込んだりすることもよくあるので、そんな時でも安心してサポートが受けられる結婚相談所を選ぶことが大切です。
そこで今回は、結婚相談所で見かけるトラブルを紹介していきたいと思うので、結婚相談所を選ぶ際の参考にしてみてください。
担当者がコロコロ変わる
結婚相談所によっては、面談時とフォロー時のカウンセラーが異なるケースがあります。
上手く引き継いでくれれば問題ないのですが、せっかく対面で色々話して好感を持って登録したのに、いざ加入したら担当者が異なるのはショックですよね。
結婚相談所のサービスや実績はもちろんですが、スタッフとの相性も効率よく婚活を進めていくためには重要になってきます。
パートナーと同じように、カウンセラーとの人間関係も上手く築いていくことは、自分の考えや理想を汲み取ってもらうためにも大切です。
カウンセリングや無料相談などを受ける場合は、登録後も担当してくれるか確認をとっておくことをおすすめします。
担当者の考えを押し付けられる
結婚相談所のカウンセラーは婚活支援のプロであり、多くの成婚カップルを誕生させてきた実績があります。
だからと言って、忠実に何でも従ってしまっては自分の理想の出会いなんて実現できません。
自分の意思や意見に反してカウンセラーに婚活を進められてはトラブルの元となってしまいますし、せっかくの婚活も台無しになってしまいます。
本当に実力のあるカウンセラーは、自分の意見や希望を尊重しながら最適なアドバイスを柔軟に提供してくれる人です。
入会前の面談やカウンセリングを受ける時点で、信頼できるカウンセラーかしっかりと見極めることが重要です。
加入しても全然フォローされない
結婚相談所の利用料は決して安い金額でないにもかかわらず、登録してもカウンセラーが全然フォローしていないケースがあります。
入会時や面談時には親身になって積極的に相談に乗ってくれたのに、登録したら一切連絡が来なくなったという人もいます。
最近は、パソコンやスマホを利用して自分で理想のお相手を探すことが可能ですが、質の高い結婚相談所では、定期的に進捗状況の確認とフォローを行ってくれます。
高い料金を払った途端、放置されるなんてトラブルに見舞われないよう、登録する際は口コミや体験談を確認して事前に調べておくことが重要です。
会員同士のトラブル
結婚相談所で利用するうえで多いのが会員同士のトラブルです。
相手が既婚者・二股だったり、お金を騙し取られるマンションを購入させられるといった金銭トラブルまで様々なケースがあります。
会員同士のトラブルに遭遇しないようまずは、厳格な入会審査を設けている結婚相談所を利用することが重要です。
独身証明証の提出はもちろんのこと、収入証明書など公的な書類の提出を義務付けている結婚相談所をおすすめします。
また、メールで会員同士が直接やり取りするシステムよりも、コンサルタントが間に入って会員同士を仲介するシステムの方が安全です。
それは、コンサルタントにデータや日々の連絡のことなど逐一報告していくため、相手が変な行動を取った場合は状況を察知してトラブルを未然に防いでくれます。
いっぽう自分で情報を登録して条件に見合った会員を探す婚活サイトは、利用料金が安いですが、金銭的トラブルに合わないよう注意が必要です。
国民生活センターによると相談件数は増加しており、2013年度は前年の3倍に相当する42件の相談が寄せられています。
特に女性の被害者が多く35歳前後の方は気を付けて利用を心がけましょう。
婚活ネットを利用する際の注意点
- 金銭、投資、不動産購入などの話題が出たら要注意
- 成婚までのペースが速い
- 個人情報の公開は慎重に(年収や職業で詐欺師に狙われることも)
- 高スペックなお相手には要注意(嘘の会員情報の場合も)
トラブル回避のポイント
結婚相談所とトラブルにならないよう、自己防衛策として「事前に気を付けておきたい」「知っておきたい」ポイントを紹介しています。
また、仮にトラブルに遭遇してしまった際は泣き寝入りをせずに消費者センターへ相談することが重要です。
その場で即決しない
結婚相談所の無料カウンセリングに参加した流れでそのまま申込手続きを行う人がいますが、これは後で後悔してしまう可能性が非常に高くなります。
どうしてもカウンセリングや説明会ではその場の空気に飲まれて一気に盛り上がってしまい冷静さを欠いてしまいがちです。
結婚相談所も会員獲得のために非常に丁寧な対応してきますが、入会後も継続して質の高いサービスを提供してくれるかは疑問です。
一度、保留にさせてもらい自宅でもう一度冷静になって再検討してから申し込みの可否を決定するようにしましょう。
利用者の口コミや実績、料金体系を含めて総合的にもう一度考え直してから選ぶことで、トラブルに遭遇するリスクを減らすことが可能です。
クーリングオフ制度の利用を検討
結婚相談所の婚活支援サービスはクーリングオフの対象となっており、契約後8日以内であれば、無条件で契約の解除が可能となっています。
登録後に間もなく申込前と話が違うなど、不満があった場合は速やかに契約解除の手続きを行い後々のトラブル発展を回避するよう心がけましょう。
また、パートナーエージェントなどは独自の返金制度を設置しており、3か月以内であれば登録料が全額返金されるケースもあるため、独自の返金制度が充実している結婚相談所を事前に選んでおくと万が一の場合も安心です。
連盟への加入、マル的マーク取得を確認
結婚相談所の多くは連盟・団体へ加入することで会員情報やノウハウの共有などを行い、質の高い婚活支援の提供を図っています。
有名な連盟として日本結婚相談所連盟(IBJ)、日本仲人連盟(NNR)、良縁ネット(R-NET)、日本ブライダル連盟(BIU)などがあります。
これらの連盟・団体へ加入するには、独自で設けている入会基準をクリアする必要があり、その分結婚相談所の質も保たれているため、信頼できる結婚相談所かの判断材料にもなります。
また、経済産業省が作成した基準を満たした結婚相談所だけが取得できる「マル的マークCMS」もあります。
これは、国の審査をクリアできた安全な結婚相談所である証であるため、入会する際はマル的マークの取得の可否を基準にすることをおすすめします。
体験コースを積極的に活用
結婚相談所は、登録料や初期費用として高額な費用が発生してしまうことも珍しくありません。
また、自分との相性が良いかを見極めることが困難なケースもあるため、まずは「体験コース」「トライアルコース」などから始めてみるのもおすすめです。
体験コースであれば利用できるサービスが限定されていることもありますが、低額な料金で利用できるため、仮に本登録に至らなくても軽い費用負担で済みます。
たとえば、エクセレンス青山なら初回費用5,400円で本会員と同様の内容で1カ月間サービスが利用できるトライアルコースが用意されています。
結婚相談所が未経験の人は実際の婚活サービスを知る手段として活用してみるのも良いでしょう。
トラブルに遭った際の対処症
結婚相談所でトラブルに遭った際は、泣き寝入りをせずに消費生活センターや国民生活センターに相談するようにしましょう。
また、生活トラブル相談センターと呼ばれるサポート機関もあり、解決までのアドバイスなどを提供してくれます。
特に解決困難な場合は、弁護士など提携している各種専門家と連携してサポートしてくれる仕組みとなっており非常に心強い仕組みです。
相談ベースなら無料で受け付けてくれるので、国民生活センター等で納得のいく対応が受けられなかった場合は、一度相談してみると良いでしょう。