大手通信会社について
スマートフォンは、通話機能やメール機能といった基本的な携帯電話機能のみならず、Webサイト閲覧・ゲーム・音楽プレイヤー・地図・動画など、さまざまなアプリを使ってコンピュータ並のインターネット機能を利用することが出来ます。
スマートフォンのインターネット機能は、携帯電話の通信ネットワークを利用するため、利用量に応じた従量制課金プランだと利用料金が青天井に課金されてしまうおそれがあることから、大手通信会社の場合はパケット定額制の料金プランに強制加入しなければなりません。
このパケット定額制は「パケットし放題」とも呼ばれており、利用されたインターネットのデータ量に関わらず約6,000円の定額利用料を支払う必要がありました。
最近では、高速通信である4GLTEの対応が進み、利用過多に伴う通信ネットワークの逼迫が生じる状況も発生してきました。
このため、大手通信会社は、パケット定額プランに、月のデータ量に関する制限を加えており、4GLTE契約の方には月7GBのデータ量制限が加えられています。
1ヶ月当たりの制限プラン
月7GBのデータ制限は、ほとんどのユーザーにとって多すぎるデータ量であり、通常のユーザーは月に2GB〜3GB、ライトユーザーは月に1GB未満の利用量と言われています。
しかし、大手通信会社では、月に1GBのユーザーも7GBフルに使うユーザーも、同じパケット定額制料金を支払わなければならないため、ユーザーによっては不満を持っている方も多くいらっしゃいます。
こうしたユーザーのニーズに応える形で、格安simカードでは、月のデータ量が1GBで1,000円の料金プラン、2GBで1,500円の料金プランなど、1ヶ月当たりの利用量に応じて課金される料金体系が導入されています。
1日当たりの制限プラン
格安simカードも、事業者ごとに特徴が異なっており、1ヶ月当たりのデータ量を細かに設定する事業者もあれば、1日単位でデータ量を設定できる事業者も存在します。
1日当たりのデータ量制限プランとして、50MBまで高速通信できるプランで月額1,000円や80MBまで高速通信できるプランで月額1,400円といった料金体系が一般的となっています。
動画サイトといったデータ量を多く利用するコンテンツはほとんど見ない方で、毎日安定的にニュースサイトの確認や雑誌アプリの購読をされている方などにとっては、安く快適に利用可能な魅力あるプランだと言えるでしょう。