LTEとは?ポケットwifiを高速化する電波通信回線の特徴

ポケットワイファイのLTEとは

LTEとは

ポケットwifiだけでなく、スマホや携帯電話でもよく耳にするLTEですが、これはLong Term Evolutionの略称です。

携帯電話通信規格の1つであり、第3世代の通信規格(3G)をさらに高速化させた次世代高速通信規格として今では普及しています。

本来、LTEは正式には3.9Gに位置づけられますが、世界的に4Gに含めて捉えられている傾向があることから、日本でも一般的に4Gの1種に該当しています。

ちなみに、LTEの他にWiMAXの回線も3.9Gに相当する通信規格であるため、実際の速度など大きな遜色はありません。

その他、LTEが利用可能なポケットwifiは、屋内施設やトンネル内に強いと言われているため、出張の多いビジネスマンの強い味方となっています。

LTEのサービス名称

ドコモ Xi(クロッシィ)
ソフトバンク ソフトバンク 4G LTE
KDDI(au) au 4G LTE

プラチナバンドとは

LTEと一緒によく耳にするワードとしてプラチナバンドがあります。

これは、電波の周波数帯域(700MHz~900MHz帯)のことであり、この帯域は電波が届きやすく、大きな建物などの障害があってもつながりやすい特性があります。

つまり、プラチナバンドのLTEは、「つながりやすさ」と「速さ」の両方を実現した最も快適な回線となります。

LTEの特徴

4Gの1種とされているLTEを3Gと比較してみると、やはり圧倒的なスピードの速さが特長的で、3Gの約15倍の速さを実現しています。

動画の視聴やファイルのダウンロードといったシーンは、これまで以上に快適に利用できるようになります。

ただし、LTEの場合、1カ月のデータ使用量に制限が設けられているので、一定量を超えると速度制限が発生してしまいます。

また、3Gに比べて毎月の料金プランは高額となっているため、経済的負担は増加してしまいます。

キャリアアグリゲーションで更なる高速化を実現

LTEの高速性能を活かし、さらに快適なインターネット環境を提供するために各ポケットwifiでは、キャリアアグリゲーションを採用しています。

キャリアアグリゲーションは、複数の異なる周波数帯の電波を束ねて1つの通信回線として運用することで、通信の「高速化」および「安定化」を実現することが可能です。

例えば、同じ周波数帯域の電波を束ねることで速度を2倍にアップさせたり、片方の通信環境が悪化してももう片方でカバーできたりするメリットがあります。

今では一般的となったキャリアアグリゲーションですが、特にauでは自社のLTEと系列のWiMAXをキャリアアグリゲーションで束ねることで、受信最大370Mbpsの高速通信環境を実現しているのが特徴です。

ただし、モバイルwifiルーターがキャリアアグリゲーションに対応していないとこの恩恵は得られないので、利用したい方は端末のスペックを確認するようにしましょう。

キャリアアグリゲーション

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