最近は、動画やSNSなどインターネットを利用したサービスが普及し、携帯電話のデータ制限があるため、Wi-Fiを利用できる様々なサービスが展開されています。
これまでは家庭で使うインターネットといえば、光回線などの固定回線が一般的でしたが、固定電話を必要としない場合ではWiMAXなどのモバイルルーターを固定回線の代わりとして使う方も増えてきています。
そこで今回は、実際にWiMAXと固定回線のどちらがおすすめなのか、以下のポイントを中心に比較して詳しく解説していきます。
- WiMAXと固定回線を料金や速度から比較
- WiMAXや固定回線はどんな人におすすめか
- それぞれどんな使い方に適しているのか
WiMAXと固定回線はどちらがいい?ポイントから比較
WiMAXと固定回線には、それぞれ異なった特徴があります。
次の項からは料金や速度等のポイントごとに比較していきますね。
月額料金
サービス名 | WiMAX | 光回線 |
---|---|---|
月額料金 | 通常プラン(7GBまで):3,696円 ギガ放題(使い放題):4,380円 |
マンション向け:約3,800円 戸建て:約5,100円 |
プロバイダ料金 | なし | フレッツ光の場合、月500円〜1,500円 |
※月額料金はフレッツ光の料金を参考にしています。
WiMAXではデータごとに月額料金プランが分かれています。一方、固定回線では基本的にどのプランでも使い放題ですが、住居のタイプで料金が変わります。
大体の光回線のサービスはマンションタイプか戸建てタイプかの2パターンですが、auひかりのようにマンションの回線環境で細かくプランが変わる場合もあります。
WiMAXの月額料金はUQ WIMAXに記載されている公式のものなので、プロバイダを利用すれば使い放題のプランでももっと安く使うことができます。
通信速度
サービス名 | WiMAX | 光回線 |
---|---|---|
利用している回線 | WiMAX2+ au 4G LTE |
光ファイバー回線 |
最大通信速度 | 1.2Gbps(ハイスピードエリアモード使用時) | 10Gbps(都市部の一部エリア限定) |
WiMAXの最新モデルのW06は最大通信速度が1.2Gbpsで、光回線を超えた!とよく言われますがこれは厳密には正しくありません。
この最大速度は利用量に上限のあるWiMAX2+と、au 4G LTEを利用したハイスピードエリアモード利用時で、通常のWiMAX2+回線利用時の最大速度は440Mbpsです。
たしかに、光回線は最大1Gbpsのエリアが多いです。現在では都市部エリアを中心に2GbpsのNURO光や、他社でも5Gbps/10Gbpsの超高速通信ができるプランも登場しています。
ただ、光回線は固定されているので持ち運びができないのが難点。
出先でもネット通信ができて、充分速い速度のWiMAXはコスパが優れていると言えるでしょう。
開通までの手順
サービス名 | WiMAX | 光回線 |
---|---|---|
開通工事の有無 | 必要なし | あり |
申し込みから開通まで | 最短翌日〜1週間ほど | 2〜3週間ほど |
WiMAXはサイトで端末とプランを申し込んで、ルーターが送られてきたらその場でネットが接続できます。
開通までの操作もSIMカードを入れるくらいの簡単なものなので、端末があればすぐ開通できるのがメリット。
一方、光回線を利用するためには、近くの電柱から自宅まで光ファイバーを接続する工事が必要です。
工事自体は短時間で済むのですが、以下のような理由から日取りを決めて工事を行うまで日数が必要です。
- 契約者本人の立ち会いが必要
- 自分ではできない専門スタッフの作業が必要
土日に工事を希望すると別料金を取られることも多く、その点がネックで WiMAXなどのルーターを選択する人も多いようです。
対応エリア
サービス名 | WiMAX | 光回線 |
---|---|---|
対応エリア | 全国(離島を覗く) | 全国 |
繋がりにくいエリア | 郊外や山間部 | 回線が接続できれば特になし |
持ち運び | できる | できない |
WiMAXは、アンテナ基地局を増設するなどして年々対応エリアが広がっています。
しかし電波の特性上どうしても山間部や離島など、接続が難しいケースがあります。
WiMAX2+の電波が繋がりにくい場合はau 4G LTEの回線も利用できますが、LTE回線はプランに関わらず上限があるのでたくさんは使えません。
光回線は電柱があれば回線を引けるので、その地域の光回線業者と契約すれば開通できます。
WiMAXがおすすめなのはこんな人
WiMAXと光回線を比較してきましたがWiMAXがおすすめなのは、以下のような方々。
- 出先でもネットをたくさん使いたい
- スマホで動画や音楽を楽しみたい
- 出張や旅行が多い
- 手間をかけずにスピーディにネット開通したい
- 引越しをよくする人
WiMAXの最大の利点は、なんといってもその手軽さです。
端末さえあれば高速インターネットが楽しめるので、旅行先でも通信制限を気にせずに使えます。
フリーランスや営業職など、オフィスにいないことが多い人のビジネスシーンでも活躍しているようですよ。
また、最近では光回線を解約する際に撤去工事が必要になる事例も増えているので引越しが多い人にも WiMAXはおすすめです。
固定回線はこんな時におすすめ
光回線などの固定回線は通信が安定していたり、大容量通信がスムーズにできるのが利点です。
そのため、以下のような方に固定回線はおすすめです。
- 戸建てでネット開通したい
- 主に家でネットを使う
- オンラインゲームなどをよくする
- IPv6通信を使いたい
- 5Gbps以上の超高速通信を使いたい
- 映像配信サービスをよく使う
IPv6とはIPアドレスを作成する規格のことで、現在主流のIPv4よりも繋がりやすい点が人気です。
WiMAXと固定回線を併用するのもアリ
光回線は家以外に持ち運ぶことはできないので、外でもネットを自由に使いたい場合は WiMAXと両方使うのもアリでしょう。
WiMAXでは、使い放題プランでも3日で10GB以上使うと翌日の夜間に通信制限がかけられます。
制限とはいっても1-3Mbpsくらいは出ているので、標準画質の動画くらいであれば普通に見ることができます。
しかしテレビやパソコンの大画面・高画質では、映画や動画が視聴しにくい場合も。
そのため家では光回線を、外では WiMAXを使うという方も多いようですよ。
まとめ
WiMAXと固定回線の比較まとめ
- 月額料金やコスパは WiMAXが優れている
- クオリティを求めるなら固定回線がおすすめ
- 動画やゲームをよくする人は、 WiMAXと光回線の併用が便利
自分がどんなパターンでネットを使うかが分かれば、選択しやすいと思います。
プロバイダや光回線のサイトから簡易診断も行えたりするので、気になる場合はそちらもチェックしてみてくださいね。
なお、以下のページでは人気のWiMAXキャンペーンを比較してお得に契約できるWiMAXをご紹介していますので、併せてご覧ください。