WiMAXでは、端末やシリーズにより性能や特徴が異なります。一見安く見える料金も型が古い機種を使用するという条件があったりします。
とはいえ、古い機種でも最新機種と性能にそれほどの違いがないのであれば安く利用できた方が良いですよね。
そこでこの記事では、以下のポイントでWiMAXの端末を徹底的に比較して本当に選ぶべきルーターについて解説していきます。
- 現在 WiMAXで契約できるルーター一覧
- 通信速度やスペックごとの比較
- どの機種がおすすめか?
2019年現在使えるWiMAX機種一覧
WiMAXでは、定期的に新しいモデルのルーターが発売されています。多くのプロバイダでWiMAXの契約ができますが、すべてのWiMAXの機種は「UQ WiMAX」の端末がベースとなっています。
そのため、2019年現在UQ WiMAX公式サイトに掲載されている端末情報を元にWiMAXの機種一覧をご紹介していきます。
モバイルルーター
機種・端末名 | Speed Wi-Fi NEXT W06 |
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発売日 | 2019年1月25日 |
メーカー | HUAWEI |
最大通信速度 | ハイスピードエリアで優先接続時1.2Gbps |
通信可能時間 | 約540分(通常使用時) |
サイズ | 幅128×高さ64×厚み11.9mm |
重さ | 125g |
カラーバリエーション | ブラック×ブルー ホワイト×シルバー オレンジ ※ auショップ 限定 |
同時接続台数 | 16台 |
機種・端末名 | Speed Wi-Fi NEXT WX05 |
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発売日 | 2018年11月8日 |
メーカー | NECプラットフォームズ株式会社 |
最大通信速度 | 440Mbps |
通信可能時間 | 11.5時間 |
サイズ | 幅111×高さ62×厚み13.3mm |
重さ | 128g |
カラーバリエーション | ソニックレッド ピュアホワイト |
同時接続台数 | 10台 |
機種・端末名 | Speed Wi-Fi NEXT W05 |
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発売日 | 2018年1月19日 |
メーカー | HUAWEI |
最大通信速度 | 758Mbps |
通信可能時間 | 9時間 |
サイズ | 幅130×高さ55×厚み12.6mm |
重さ | 131g |
カラーバリエーション | ブラック×ライム ホワイト×シルバー |
同時接続台数 | 10台 |
ホームルーター
機種・端末名 | Speed Wi-Fi HOME L02 |
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発売日 | 2019年1月25日 |
メーカー | HUAWEI |
最大通信速度 | 1Gbps(ハイスピードエリアモードで優先接続時) |
サイズ | 幅93×高さ178×厚み93mm |
重さ | 436g |
カラーバリエーション | ホワイト |
同時接続台数 | 40台 |
機種・端末名 | WiMAX HOME 01 |
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発売日 | 2018年12月7日 |
メーカー | NECプラットフォームズ株式会社 |
最大通信速度 | 440Mbps |
サイズ | 幅70×高さ155×奥行き100mm |
重さ | 338g |
カラーバリエーション | ホワイト |
同時接続台数 | 22台 |
UQ WiMAX公式サイトに記載がある最新機種を中心にご紹介いたしました。
利用するプロバイダによっては利用できない端末がある可能性がありますので、契約前に必ずご確認ください。
Speed Wi-Fi NEXT W06は最新のハイスペックルーター
W06は2019年1月に発売されたばかりの最新モデルというだけでなく、そのスペックの高さから人気を集めています。
大きなニュースとなったのが最大1,237Mbpsという、モバイルルーターとしては驚異的な数値の速度が出せること。
これまではモバイルルーターやWi-Fiルーターは、固定回線に速度が劣るという概念がありましたがそれを覆し多くの人々の注目を集めました。
ただ、注意しなければならないのは、この最大速度はWiMAX2+回線とau 4G LTEを合わせたハイスピードエリアモード使用時のもの。LTE回線は使い放題のギガプランでも7GBの上限があるので、常時このモードを使用するのは現実的ではないかもしれません。
しかしながら、電波が繋がりやすくなる以下の機能が搭載されています。
- ビームフォーミング
- 高性能ハイモードアンテナ
そのため、ハイスピードエリアモード時は7GBの上限があるという注意点を差し置いても、前モデル機種のWiMAX W05よりも安定して通信できるようです。さらに、一度に接続可能な台数も前モデルの10台から16台へと大幅にアップしているのも注目したいポイントです。
また、このW06から、クレードルというルーター用のスタンドがなくなったのも大きな変化です。
クレードルはルーターの充電スタンドとしての役割以外にも、LANケーブル差し込み口があるのでパソコン等と有線接続して安定した通信ができるという特徴がありました。しかし一方で、クレードルがないと安定しない、LANケーブルと接続して使用するユーザーの減少したという背景もあります。
そこで、W06ではクレードルなしに変更。有線接続する際にはUSBケーブルを使用して直接端末にUSB接続をすることでWiFi接続よりも安定した通信が可能。次項でご紹介する、W06の最大速度を活かした快適な通信が利用できます。
WiMAXのモバイルルーターを特徴から比較
WiMAXのモバイルルーターの現行3機種(W06・WX05・W05)を、それぞれのポイントごとに比較してみました。
最大通信速度
機種名 | W06 | WX05 | W05 |
---|---|---|---|
最大速度 | 1,237Mbps | 440Mbps | 758Mbps |
理論上の最大速度は、やはり最新モデルのW06がダントツで速いことが分かりました。
先ほども触れたように実はWシリーズの最大速度は、LTE回線を用いたハイスピードエリアモードの数値。LTE回線も自由に使えたらいいのですが、ハイスピードエリアモードには7GBの上限があるためそうもいきません。
しかし、最新機種のW06にはビームフォーミングなど通信をしやすくする機能が複数搭載されているため、繋がりやすさを実感できるのではないでしょうか。
通信時間とバッテリー容量について
機種名 | W06 | WX05 | W05 | |
---|---|---|---|---|
通信時間 | ハイパフォーマンモード (通信優先) |
約7時間10分 | 約8時間10分 | 約6時間30分 |
スマートモード (通常利用) |
約9時間 | 約11時間50分 | 約9時間 | |
バッテリーセーブモード (電池有線) |
約11時間40分 | 約14時間 | 約10時間30分 | |
バッテリー容量 | 3,000mAh | 3,600mAh | 2,750mAh |
モデルごとにアップグレードしたとはいえ、WシリーズよりもWXシリーズの方が充電なしで使える時間が多いようですね。
しかし、上記の表のように、端末とシリーズごとにバッテリーの容量が異なります。
Wシリーズでは最新のW06が一番バッテリー容量が大きいのですが、WXシリーズはそれよりも長持ちするのが特徴です。
そのため、連続して使える通信時間に差が生まれるのでしょう。
その他の特徴・機能
機種名 | W06 | WX05 | W05 |
---|---|---|---|
その他の特徴 | Hauweiハイモードアンテナ対応 初期設定ウィザード WiFi TXビームフォーミング WiFiお引越し機能 クレードル無し |
WiFiお引越し機能 クレードル有り バッテリー取り替え可能 |
グレードル有り |
繋がりやすい機能が搭載されているのはW06とWX05ですが、HUAWEIのオリジナル機能が使える点によりW06に分があるように思います。
WXシリーズはバッテリーの持ちの良さと、途中でバッテリーだけを交換できるのであらゆる意味で長く使えるのが魅力ですね。
やはり最新機種Speed Wi-Fi NEXT W06がおすすめ!
様々な角度からWiMAXのモバイルルーターを比較してきました。今回のポイントとなったのは以下の3つ。
- 電波の繋がりやすさとスピード
- 初期設定も簡単なポイント
- 機種変更でも簡単に引き継げること
以上のポイントから総合的に判断すると、最新モデルのSpeed Wi-Fi NEXT W06がおすすめだと言えるでしょう。
バッテリーが長持ちして繋がりやすいWX05も人気の機種ですが、通信速度や独自機能など複数の角度から検討するとよっぽどの理由がない限りはWiMAX W06を選ぶべきかと思います。
まとめ
【WiMAX機種比較】まとめ
- 窓口にもよるが、現在契約できる WiMAXのモバイルルーター端末は3種類ある
- それぞれの端末ごとに特色がある
- 2019年6月時点でおすすめの機種はSpeed Wi-Fi NEXT W06
ぜひWiMAXのルーター選びの参考してください。
なお、以下のページでは人気のWiMAXキャンペーンを比較してお得に契約できるWiMAXをご紹介していますので、併せてご覧ください。