【会社印鑑の種類】用途・効力の違いと注意点-法人印鑑はセットで揃える

法人印鑑(社判)の実印・銀行印・認印の役割

ビジネスの世界で使う会社印鑑(または法人印鑑、社判)には、大きく分けて4つの種類があります。

それぞれ用途や使用場面が異なりますが、各印鑑が持つ意味や法的効力を正確に理解しないまま使用しているという人も意外と多いようです。

そこで、ここでは、ビジネスパーソンやマネジメント層ならぜひ把握しておきたい、会社印鑑の種類ごとの最適な用途と効力の違い、使用上の注意点などについて詳しく説明します。

会社印鑑(社判)で主に使用するハンコは4種類

会社の立ち上げや事業活動を行う際に使用する会社印鑑には、主な用途に応じて次の4種類があります。

  1. 代表者印(会社実印・丸印)
  2. 法人銀行印(会社銀行印)
  3. 角印(社印・認印)
  4. ゴム印(住所印)

この4種類の中で最も重要度が高い印鑑は、会社を設立し登記する際に必要となる①の代表者印です。

極論を言えば、すべての文書や書類への押印を代表者印一本で済ませることも可能であり、それ以外の会社印鑑を持つかどうかは会社の自由となっています。

ただ、代表者印を社印や銀行印として使い回すことによってムダに印影の露出が増えると、偽造・複製されるリスクが高くなってしまうため、用途に応じて4種類の会社印鑑を使い分けるのが常道です。

それぞれの会社印鑑がもつ「意味」と「用途」

それでは、4種類の会社印鑑が持つそれぞれの意味や用途について詳しくご説明していきます。

①代表者印(会社実印・丸印)

代表者印(会社実印)

代表者印は、4種類の会社印鑑のうち最も重要な印鑑であり、印面が丸いことから「丸印」とも言われています。

会社設立時に法務局で実印として登録する印鑑なので、起業時に必ず作成しなければなりません。

契約締結や官公庁への提出書類への押印など、重要なやり取りで用いられる効力の強い印鑑なので、基本的には社長など企業の意思決定をする人が所有します。

代表者一人につき1本だけ持つことができるので、複数の代表者がいる場合は人数分保有することも可能です。

ただし、複数の代表者印があるということは、複数の意思決定権が存在することにつながるため、代表者印を一つに集約する会社もあります。

②法人銀行印(会社銀行印)

法人銀行印(会社銀行印)

会社銀行印は、法人が銀行などの金融機関で口座を開設する際や、預金の引き出し、振込、手形・小切手の発行の際などに用いる印面の丸い印鑑です。

会社名と「銀行之印」という文字がセットになった印影となり、一般的には法人の代表者や経理責任者が所有します。

代表者印を銀行印として登録・使用することは可能ですが、紛失などのリスクを考えると、銀行印を別に作成しておく方が良いでしょう。

なお、代表者印も法人銀行印と同じく印面が丸いので、区別がつきやすいように法人銀行印は代表者印よりも一回り小さい丸印にするのが一般的です。

③角印(社印・認印)

角印(社印)

角印は、会社印鑑の中で最も使用頻度の高い印鑑です。社印を作成するときは、印面が四角い印鑑を使うことが多いため、一般的には社印のことを角印と呼んでいます。

法人が使用する認印のような位置付けですが、別途丸印で認印(役職印)を作成している会社もあります。

角印は、会社設立時に必須となる印鑑ではありませんが、領収書・見積書・請求書などの一般的な社外向け文書や、社内書類の承認用など、様々な場面で使用されるので、代表者印や会社銀行印を作成するのと同じタイミングで作るのが一般的です。

④ゴム印(住所印)

ゴム印は、社名・住所などを記載する事務作業や各書類の署名欄にサインをするなど、手書きでなくても良い作業を効率化するための印鑑です。

ゴム印には、住所、電話・FAX番号、会社名などが彫られ、法人の業務では頻繁に使用されます。

ただし、ゴム素材は印影が変形する可能性が高いため、契約書類などで用いられることはありません。

法的効力はどの法人印を使っても変わらない?

会社印鑑として一般的に使用する印鑑には「代表者印」「法人銀行印」「角印(社印)」「ゴム印」の4種類があることをご紹介しましたが、例えば契約書に押印する際、使用する印鑑の種類によって法的効力に違いがあると思いますか?

実は、どの印鑑を使用しても法的効力に違いはありません。

民法では、双方の合意があれば契約は口約束でさえ有効とされるため、印鑑の種類によって契約の効力自体が変わることはないのです。

つまり、押印されたのが代表者印でも角印でも、契約書の効力については同じということ。

そのため、会社印鑑を使用する際は、使用する印鑑の種類にかかわらず細心の注意を払うようにしましょう。

契約書には代表者印と角印のどちらを使うべき?

どの印鑑を使用しても法的効力に違いはないとご紹介しましたが、一般的には、正当な代表者の意思で契約を結んだことを証明するのに最もふさわしいのは代表者印です。

通常角印は、請求書・発注書・領収証などの対外的書類が、会社によって発行されたことを明確にするために用いられています。

ちなみに、契約書では両方とも押印されているケースもよく見られますが、これはあくまで社会的慣例によるもの。

法律上の規定はありませんが、相手方が両方を押印している場合、こちらも相手に合わせて両方押印する方がビジネスマナーとしては好印象でしょう。

契約の有効性を立証しやすいのは代表者印

会社印鑑の種類によって法的効力は変わらないとは言っても、契約について何らかの争いが生じた場合、押印されている印鑑の種類によって第三者から見た契約の有効性は異なります。

法務局への届出義務がある代表者印の方が他の会社印と比べると位置付けが重いので、会社の意思で契約を結んだという事実を証明できる度合いが高く、角印など他の会社印鑑よりも契約の有効性を立証しやすくなります。

ただし、どの会社印鑑であれ悪用されると会社の存続に関わる重大問題になりかねません。そのため、特定の管理者・役職者以外は持ち出せないようにするなど、保管のルールを厳しく定めておくことが肝要です。

会社印鑑はネット通販の法人セットで揃えるのがお得で便利!

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会社印鑑のまとめ

Logg-in.com編集部まとめ

会社印鑑の種類・定義・主な用途一覧

種類 定義 主な用途
代表者印(会社実印・丸印) 会社設立の際に法務局で登録をする丸い形の印鑑

重要な契約を結ぶ際に使用
会社や団体の設立登記手続、契約締結、官公庁への書類提出時など
法人銀行印(会社銀行印) 法人用の口座を作成する際に、銀行などの金融機関で登録する丸い形の印鑑 銀行口座の開設、預金の引き出しや振り込み、手形・小切手の発行時など
角印(社印・認印) 「この法人が発行した書類であること」を明確に示すための、会社や団体の認印として使用する四角い形の印鑑 社外への見積書・発注書・請求書・領収証・覚書の発行時、重要な社内文書(稟議書・辞令他)の発行時など
ゴム印(住所印) 社名・住所・電話/FAX番号といった定型文を記載した、主に事務作業で頻繁に使用される印鑑 伝票・納品書・郵便物の発送・小切手の発行時など

会社印鑑を使用する上での注意点

  • 会社印鑑の種類によって効力が変わるわけではないため、代表者印以外で押印された契約書も法的には有効である
  • ただし、契約書で争いが生じた際は代表者印で押印されたものの方が、契約の有効性を立証しやすい
  • 会社印鑑を悪用されると会社存続に関わる重大問題になりかねないため、厳しいルール下での管理が必須である

いかがでしたでしょうか?会社印鑑は法人設立時に必ず必要となりますので、後から慌てないで済むようにあらかじめ用意しておきましょう!

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