印鑑をネット通販で購入するのは危険?店舗との安全性の違いを徹底調査

実印や銀行印などのハンコをインターネットで買うのは危険?

印鑑を作ろうと思い立った際、店舗で購入するかインターネットの通販サイトを利用するか悩みますよね。

通販サイトを利用すれば最短で即日発送をしてくれたり、店舗で購入するよりも価格が安く済んだりと、メリットが多いのですが、一方で偽造による悪用や品質の低さなどを不安視している方も少なくありません。

そこで、ここでは通販による印鑑購入が危険と言われる理由やその真偽、注意点などをまとめて解説いたします。

疑問や不安を解決したうえで、納得のいく印鑑を購入してくださいね。

印鑑のネット通販が危険だと思われている理由

印鑑は契約などで使用するだけに、ただなんとなく通販での印鑑購入は危険ではないかと感じている方も多いのではないでしょうか。

通販サイトで印鑑を購入することに対して多くの方が抱く主な不安としては以下の4つが挙げられます。

  • 個人情報を悪用して印鑑を偽造される可能性がある
  • 機械彫りのため同じ印影のものができてしまう
  • 価格を安くするために品質の悪い印材を使っている
  • 発送までに時間がかかり必要な日に間に合わない

これらが事実であれば確かに危険かもしれませんが、実際のところはどうなのでしょうか。

店舗で印鑑を購入する場合と比較しながら1つずつ不安を解消していきましょう。

本当に店舗よりもネット通販の方が危険なの?

通販サイトを利用して印鑑を購入する際に不安に感じるポイントと、実際に危険が伴うのかどうかについて1つずつ詳しく見ていきます。

個人情報を悪用して印鑑を偽造される可能性がある?

通販サイトを利用する場合、購入時に名前などの個人情報を入力する必要があります。

この情報を使って同じ印鑑を複製したり第3者へ情報を流出させたりする可能性があるのではないかと心配される方も少なくありません。

もちろんその可能性がないとは言い切れませんが、こちらに関しては通販サイトに限りません。

店舗で購入する場合も名前などの個人情報を伝えるのは同じですから、危険性があるとしたらどちらも同じぐらいだと言えます。

また通販サイトの場合は機械彫りをするところが多いため、コンピューターに残されたデータを悪用されるかもしれないと不安になってしまう方も多いようです。

実際には機械で荒彫りをしたあとに職人さんが手彫りで仕上げを行うことがほとんどですので、最終的にはコンピューターに残されたデータとは異なる印影になります。

そのためデータを保存していたとしても、そこから悪用されることはないでしょう。

通販サイトの場合にのみ起こりうるリスクとしては、配送中の事故や盗難による悪用です。

しかし実印や銀行印として登録が済んでいない印鑑には特に何の効力もありませんので、盗難されても悪用につながることはありません。

保証の付いている通販サイトも多く、少し時間はかかるものの追加料金をとられることなく再注文が可能ですのでこちらも心配は無用。

悪用や偽造については手元に届いてからの方がより危険ですので、実印や銀行印に登録したあとは紛失や盗難にあわないようしっかり管理することが大切です。

機械彫りのため同じ印影のものができてしまう?

機械彫りされた印鑑と聞くと、100円均一やホームセンターなどで大量販売されている三文判が浮かびます。

三文判は同じ印影のものが多く出回っていることから実印や銀行印に登録することができない場合が多いです。

では通販サイトで購入する印鑑も三文判と同じく印影が重複する可能性があるのではないかと心配になりますよね。

前項でも少しお伝えしましたが、通販サイトのほとんどは機械彫りをしたあとに手彫りで仕上げを行っています。

三文判が機械彫りのみであるのに対して、通販サイトで購入する印鑑はきちんと人の手が加えられているため同じ印影のものができることはありません。

また実店舗でも機械彫りを使っている場合がありますので、彫り方にこだわりがある方は事前にどのような方法で作成しているのかを確認すると良いでしょう。

逆に、通販サイトの中にも完全手彫りをお願いできるところもあります。

価格を安くするために品質の悪い印材を使っている?

通販で印鑑を購入すると実店舗で購入するよりも価格が安いというのは大きな魅力の1つです。

ですが、価格が安いのは素材の品質が悪いからではないのかと不安になる方も多いのではないでしょうか。

確かに実店舗での購入と違い、購入前に素材の手触りやデザインを確かめることができません。

光の加減などでサイトに掲載されている写真とはイメージの異なるものが届いてしまう場合もあるでしょう。

ただし実店舗の場合も展示されている見本と実際に使う素材が異なる可能性があり、通販だけのデメリットというわけではありません。

特に木目のある素材や宝石などは1つ1つ模様が異なりますので、通販であっても店舗であっても思い通りのデザインになるとは限りませんので注意。

また価格が安いのは印材を大量に仕入れることができ、なおかつ受注から出荷までの一連の流れを全て自社で行っていることが理由です。

外注などの余計な経費がかかっていないので、自然とコストパフォーマンスが高くなるというわけです。

更に現代はインターネットが普及しており、通販サイトの評判をチェックすることが容易になりました。

品質が悪いものを扱っていれば、すぐに口コミで広がってしまいますよね。

店舗のように店員さんの人柄やつながりが無い分、確かな品質と価格やスピードなどの満足感が求められるのです。

返品・交換や5年・10年の保証などに対応しているところも増えています。

値段が安いから品質が悪い、手抜きで作られているといった心配は必要ないと言えるでしょう。

発送までに時間がかかり必要な日に間に合わない?

通販サイトの場合は印鑑が完成してから郵送を行うため、店舗で手渡しをしてもらうよりも時間がかかってしまうイメージがあります。

急きょ1週間後に印鑑が必要になった場合など、通販で注文をして間に合うのかどうかが心配ですよね。

大手の通販サイトでは最短で即日出荷ができる場合があります。

追加料金を支払うことで優先的に作業してもらえるところもあり、通販だから時間がかかるということはないでしょう。

もちろん選んだ素材や彫り方によっては納期が長引くこともありますが、こちらに関しては店舗で購入する場合も同様です。

ただし郵送する場合はどうしても1日~2日程度かかってしまいます。

その日のうちに必要という場合は自店で彫刻を行っている店舗を利用するしかありませんが、数日ゆとりがあるのであれば通販の利用をおすすめします。

ネット通販で印鑑を購入するメリット

通販サイトを利用して印鑑を購入することに対する疑問や不安は解消されたのではないでしょうか。

ここからは、通販サイトを利用する場合の5つのメリットについて解説していきます。

  1. 店舗で購入するよりも値段が安い
  2. 時間を気にしなくて良い
  3. お店へ足を運ばなくて済む
  4. 複数の通販サイトを比較しながら検討できる
  5. 印鑑の素材の種類が豊富にある

①店舗で購入するよりも値段が安い

やはり1番の魅力は高品質の素材が使われた印鑑を、比較的安い値段で購入できるという点。

大量の素材を一度に仕入れることができ、自社完結型のサービス展開でコストを抑えるという効率的な方法で激安とも言える価格を実現しています。

例えばエコ印材として人気の高い「彩樺」(さいか)は店舗で購入すると8,000円~9,000円程度しますが、通販サイトを利用すれば3,500円程度で購入できます。

素材によっては店舗の半額以下で手に入るため、通販での購入は非常にメリットがあると言えます。

更に実印や銀行印・認印をセットで購入することで割引をしてくれるサイトも多く、あまり予算をかけたくない方にもおすすめです。

②時間を気にしなくて良い

実店舗の場合は営業時間が限られているため、夜遅くまで仕事をしている方はなかなか買いに行くことができません。

またせっかく店舗へ出向いても気が焦ってしまって本当に欲しい印鑑が決められず、店員さんに言われるがまま購入するなんて可能性も。

その点通販の場合は営業時間を気にせず深夜でも注文が可能です。

店員さんに声をかけられることもないので自分のペースでじっくり考えることができ、その日のうちに決められなければ次の日でも良いというゆとりが嬉しいです。

③お店へ足を運ばなくて済む

前項の時間を気にしなくて良いという点に関連して、お店まで行かなくて済むという点も挙げられます。

印鑑は印影のデザインや彫刻、仕上げなど作業工程の多いものですので注文してすぐにその場で手に入ることはありません。

店舗の場合は注文の際と受け取りの際の2回、店舗に出向く必要があります。

途中でデザインの修正などがあれば更にその回数は増えますよね。

いつでも時間を作れるわけでないですし、お店の営業時間に合わせて何回も都合を付けるというのは意外と面倒。

通販サイトを利用すれば自宅にいながら全てを完了できるので、非常に便利です。

④複数の通販サイトを比較しながら検討できる

印鑑屋さんが身近に何店舗もあるという方は少ないのではないでしょうか。

「他のお店も見てから決めたいな」と思っても、印鑑の場合はなかなか複数店舗を回るのは難しいです。

近くのお店にあまり良いものが無くてもその中から選ばなければいけないので、自分が本当に気に入った印鑑にはならない場合があります。

通販サイトであれば大手のショップをいくつも確認することができるので、素材や値段・彫り方などを比較して希望を叶えてくれるサイトを見つけられます。

⑤印鑑の素材の種類が豊富にある

印鑑に使わせている素材は木材・金属・パワーストーン・角・牙など様々です。

店舗ではその中で定番のものや特に人気のあるものが中心で、あまり種類は多くないという場合があります。

少しマニアックな素材や希少性の高い素材で印鑑を作りたい場合は通販サイトを利用するのがおすすめ。

特にチタンなどの金属系は見た目の差がほとんどないため、イメージ通りのものが手に入るはずです。

木材素材や牛角(うしのつの)など1つ1つのデザインが大きく異なる可能性がある素材は店舗を利用するのも手ですが、価格面を考慮するとやはり通販の方が圧倒的にコストパフォーマンスは高いです。

デザインに強いこだわりがあるのでなければ、通販サイトを利用した方が良いでしょう。

即日出荷サービスを利用するときの注意点

「発送までに時間がかかるのでは?」という項目で、通販サイトなら即日出荷に対応しているところもあるとお伝えしました。

この即日出荷サービスを利用するための条件や注意点がいくつかありますので確認しておきましょう。

即日出荷が可能な締切時間がある

いくら即日出荷が可能となっていても、夜遅くに注文した場合は対応することができません。

通販サイトによって締切時間は異なりますが、正午~16時頃までに設定されています。

この時間を過ぎてしまうと翌日以降の出荷となり、到着までに少し時間がかかってしまうので注意。

また即日出荷=即日配達ではありません。

手元に届くまでは1日~2日、離島などエリアによっては更に日数がかかりますのでゆとりを持って注文することが大切です。

どうしてもその日のうちに必要という場合は即日手渡しが可能な店舗を探しましょう。

即日出荷ができない素材・彫り方がある

チタンや宝石など完成までに時間のかかる素材であったり、希少性が高く入荷待ちとなっている素材を選んだりした場合は即日出荷に対応していないことがあります。

注文しようとしている素材が即日出荷に対応しているかどうかを確認してから先へ進みましょう。

更に機械彫りをせず、完全手彫りでの作成を希望した場合は即日出荷ができないことが多いです。

手作業で全てを彫刻するとなるとどうしても時間がかかってしまいます。

即日出荷が可能な印鑑は、基本的に機械彫りや手仕上げのものと考えましょう。

即日出荷サービスは追加料金がかかる場合も

多くの通販サイトでは、即日出荷サービスはオプション扱いです。

無料で対応しているところもあるので全ての通販サイトに言えるものではありませんが、たいてい数十円から数百円程度で受け付けています。

また即日出荷サービスを利用する際に電話での連絡が必要な通販サイトもあります。

電話が必要な場合は注文後であることが多いですが、中には注文前に連絡をするように明記されているサイトもあるので注意。

日にちに余裕のある方はわざわざ利用しなくても良いサービスですが、数日中に必要という方は利用を検討してみてはいかがでしょうか。

実印や銀行印を安全に作成するためのポイント

実印や銀行印はお金にかかわる重要な役割を持った印鑑ですので、偽造や悪用されることがないようにしっかり管理することが大切です。

印鑑を作成する段階においても、深く考えずに適当なものを選んでしまうと思わぬトラブルにつながる可能性があるためきちんと素材や書体などを考慮しましょう。

実印や銀行印の書体

実印や銀行印の場合は複雑で偽造されにくい書体を使うことがおすすめです。

おすすめは篆書体(てんしょたい)や印相体(いんそうたい)で、特に印相体は枠に接するように文字をアレンジするため枠の強度が上がるなどのメリットもあります。

アレンジの仕方は職人さんによって異なりますし、1つとして同じものはできないため偽造される可能性は低いと言えます。

認印であれば行書体などの読みやすい書体が良いですが、実印や銀行印の場合はなるべく可読性の低い複雑な書体を使うようにしましょう。

実印や銀行印の素材

実印や銀行印は人生で何度も購入するものではありません。

途中で欠けたり摩耗したりすると印影が変わってしまうため、印鑑登録をし直さなければならず手続きも面倒になります。

基本的には一生ものの買い物になりますので、壊れにくく耐久性の高い素材で作るのがおすすめです。

これまでは象牙が印鑑の王様として人気を集めていましたが、現在は輸入禁止などにより数が減ってしまい希少性が高くなっています。

そんな象牙に代わり、近年注目を浴びているのがチタンです。

チタンは金属なので耐久性が圧倒的に高く、熱にも強いので万が一のときでも焼けてしまうことはありません。

また水洗いができるという手入れのお手軽さも魅力です。

最近はパワーストーンなどをワンポイントに付けたオシャレなチタン印鑑も販売されているので、男女ともにおすすめの素材となっています。

実印や銀行印の彫り方

印面の彫り方には「機械彫り」「手仕上げ」「完全手彫り」の3種類があります。

機械彫りは全ての工程を機械で行うため同じ印影のものが大量生産されており、悪用の危険などがあることから実印や銀行印への利用は向いていません。

手仕上げは機械で荒彫りをしたあとに手作業で仕上げを行う方法で、完全手彫りはその名の通り全て手作業で行う方法です。

実印や銀行印を作成する場合は「手仕上げ」または「完全手彫り」で作成してくれる通販サイトを選びましょう。

おすすめの印鑑通販サイトの選び方

通販サイトを利用して印鑑を購入する場合のメリットやポイントをお伝えしてまいりましたが、いざ通販サイトを調べてみるとその数の多さに驚きますよね。

どの通販サイトを利用すれば良いのか決められないという方のために、いくつかおすすめの通販サイトをご紹介いたします。

まず通販サイトを選ぶポイントとしては、素材の品質が確かなものであるかどうかが大切です。

きちんとした通販サイトであれば、原産地や加工方法などが明記されています。

更に口コミなどの評判が良く、知名度もあり信頼のできるショップを利用するのがおすすめです。

はんこプレミアム

はんこプレミアム

はんこプレミアムは他社通販サイトと比べても値段が安く、手仕上げと手彫りの両方に対応しています。

保証期間も10年と長く、安心と信頼のある通販サイトとなっています。

もっと詳しく見る

ハンコヤドットコム

ハンコヤドットコム

ハンコヤドットコムは年間40万件以上の販売実績がある業界大手の通販サイトです。

こちらも保証期間は10年です。

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平安堂

平安堂

平安堂は素材の種類が非常に多く、他の通販サイトではなかなか出会えない素材も扱っています。

手彫りにも対応しており、こだわって作られた高品質な印鑑が特徴です。

もっと詳しく見る

印鑑をネット通販で購入するポイントまとめ

印鑑をインターネットの通販で購入するのは危険だとどこか漠然に感じていた方も、これで安心して通販サイトを利用できるのではないでしょうか。

通販サイトを利用すると高品質の印鑑が低価格で購入でき、更に最短で即日出荷というスピードの早さも揃っています。

これから印鑑を作ろうと考えている方は、ぜひ通販サイトを利用して購入してみてくださいね。

当サイトでは、人気の印鑑通販サイトを様々なポイントで比較してランキング形式でご紹介していますので、時間はないけどたくさんのネット通販サイトの中からちゃんと比較して選びたい!という方はぜひご覧ください。

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