認印に用いられる琥珀とは?
琥珀とは、3億年もの昔に生息していた植物の樹脂が土砂などに埋もれ、長い年月をかけて化石化した宝石として知られています。
特に産出国にはバルト海周辺の国が有名なためヨーロッパでは古くから珍重されていました。
宝石として出回っているものはオレンジ、イエロー、グリーン、ブルー、レッドなど色が豊富ですが、印材の場合はウィスキーのようなあめ色のものが一般的です。
その透明感のあるあめ色の色味には個体差があり、まさに自然の与えてくれた贈り物といった印象を与えてくれます。
また、本来は植物の樹液である琥珀は、年月を重ねることでほんのりと色が濃くなるといわれています。
琥珀の認印のメリット・デメリット
琥珀の印鑑のメリットは、やはりその見た目の美しさです。
天然石の中でも随一のその美しい赤色は、見る人を魅了する力があります。
石言葉の一つである「情熱」にふさわしい色味で、見ていると元気をもらえます。
また、デメリットは線引きが曖昧で琥珀とピンクサファイアが混同されて販売されている場合があり、素人目には判断が付きづらいことが挙げられます。
一般的に琥珀と呼ばれるものは主要な色が赤色の物を指し、ピンクサファイヤはピンク色の物を指しますが、琥珀とピンクサファイアの境界線上にある色も少なくありません。
そのため、限りなくピンクに近い色の物でも琥珀として販売されている場合があるのです。
また、琥珀の最高級品であるミャンマー産のピジョンブラッドは、日本の場合はミャンマー産の一定の色のものしか認められませんが、海外では産地不問とされるので選ぶときには注意が必要です。
琥珀の認印の相場は?選び方は?
宝石としても人気のある琥珀ですから、その価格も気になるところ。相場はいったいどのくらいなのでしょうか。
平均的な価格は13,000円~20,000円台といわれています。
しかし通販などではもっと安い価格で販売しているところもあります。
風水的にも、琥珀は金運を引き寄せるパワーがあると言われているので、ラッキーアイテムやパワーストーン代わりに持ち歩く方もいるようです。
金運のほかにも、太陽のように明るいパワーを持つ琥珀は、健康運、長寿、安産など様々なお守りとしても人気があります。
見た目も美しく、お守りとしても需要の高い琥珀ですから、贈り物にも最適ですね。