いざ印鑑を作ろうと思って調べてみると、印鑑の素材にはたくさんの種類があることが分かります。
しかし、あまりの種類の豊富さにどの素材を選べばいいのか悩んでしまう方も多くいらっしゃいます。
そこで、ここでは印鑑の用途や重視するポイント、予算に合わせておすすめの素材をご提案!これから新たに印鑑を作る予定のある方はもちろん、シャチハタや三文判で済ませてしまっている方もお気に入りの素材を見つけて愛着の持てる印鑑をお作りください。
印鑑の用途と素材の選び方
素材をご紹介する前に、印鑑には用途によって主に3つの種類があることをご存知でしょうか。
特に実印にはサイズの規定があり、せっかく印鑑を購入してもサイズが合わなかったということがないように最低限の知識を付けておきましょう。
実印
実印は不動産や自動車の売買、保険の契約など人生において重要な取り引きを行う際に使われる印鑑です。
住民登録をしている市区町村の役所に登録することで効力を発揮しますが、実印として登録できる印鑑は8.0mmから25.0mmに収まるサイズでなければいけないというルールがあるので注意。
実印として登録した印鑑が破損してしまうと、役所にいって改印手続きをしなければなりませんので、実印用の印鑑を作るときは特に耐久性の高い素材を選ぶと良いでしょう。
銀行印
銀行印は主に銀行口座の開設時に登録する印鑑。複数の銀行で同じ印鑑を登録することもできますが、安全面などから銀行ごとに印鑑を用意することをおすすめします。
こちらはサイズの規定がありませんが、実印よりも一回り小さいサイズで作るのが一般的。実印と同じく耐久性の高い素材で作成するのがおすすめです。
認印
認印は荷受けのサインや回覧板の署名など日常生活で最も利用する印鑑で、認印は銀行印よりも更に一回り小さいサイズを選ぶのが一般的です。
安価なシャチハタや三文判を使っている方も多いですが、使用頻度の高い印鑑なので、長い目で見ると耐久性の高い素材で作った方がコストパフォーマンスも高くなります。実印や銀行印とセットで作ると割引になるのでおすすめです。
目的別おすすめの印鑑素材
印鑑の基本知識を身に付けたところで、本題であるおすすめ素材の紹介をいたします。
素材の種類は主に「木材」「パワーストーン」「角・牙」「金属」の4種類に分かれており、それぞれ特徴やメリット・デメリットがあります。
素材を選ぶ時は「耐久性」を基準にして、ご希望のイメージや予算に合うものの中から、自分らしさを表現できる素敵な印鑑を見つけてくださいね。
価格重視!低予算で抑えたいなら「木材」
木材素材で作られた印鑑は、他の素材と比べて値段が安く手に入れやすいのが特徴。値段が安いからといって質が悪いわけではなく、長く使い続けられる耐久性も兼ね備えています。
中でもナチュラルな風合いが人気の「柘」(つげ)やシックで落ち着いた色合いの「黒檀」(こくたん)などは古くから印材として広く流通しており、2,000円~3,000円程度で購入することができます。
柘は東南アジアで産出される一般的なものと鹿児島県で産出される国産の「薩摩本柘」の2種類があり、国産のものは木の持つエネルギーが多いため開運にも良いそうです。
黒檀も乾燥性が高いため虫に食われにくく、独特の光沢が出る素材であることから「朽ちることなく輝き続ける」と言われ縁起の良い素材です。
また最近は加工の技術が進み、環境破壊などを考慮した地球に優しいエコな印材も登場しています。完全に自然のもので作られた印鑑と比べて品質が安定しており、耐久性も増しているため長く使い続ける印鑑には相性が良いと言えます。
木材のデメリットとしては、朱肉の油にやや弱いため使用後は柔らかい布でふき取るなど手入れをこまめにする必要がある点です。
それでも木材は金属などにはない自然の魅力があふれる美しい素材ですので、優しい風合いがお好きな方や予算を低く抑えたい方におすすめです。
デザイン重視!見た目にこだわりたいなら「パワーストーン」
パワーストーン印鑑は宝石印鑑とも呼ばれ、その石が持つ美しい色合いや輝きが魅力の素材。パワーストーンの種類によっては恋愛運や金運、仕事運などをアップさせる様々なヒーリング効果があります。
中でも特に人気が高いのは「ローズクォーツ」という淡いピンク色の水晶で作られた印鑑。ローズクォーツには心を癒し思いやりを持つ効果があると言われており、恋愛はもちろん友人や仕事においても良好な人間関係を築く支えになってくれるでしょう。
また「ラピスラズリ」という深い青色と金色の模様が魅力的な石もおすすめ。ラピスラズリは世界で最初のパワーストーンと言われており、洞察力や判断力を高めて自らを成長させてくれるといった力がある石です。
ラピスラズリは邪気を払う力もあるため幸運を招く聖なる石として男女ともに高い人気を誇っており、硬度が高く摩耗にも強いため、1度購入すれば半永久的に使うことができます。
ただし落下などの衝撃にはやや弱い面があるので、高いところから落としたり強い衝撃を与えたりしないよう注意が必要です。
パワーストーン印鑑は石の種類にもよりますがおおよそ15,000円~20,000円程度の価格帯となっています。プレゼントにもおすすめですので、記念日やプロポーズといった大切なシーンで女性へ贈ってみてはいかがでしょうか。
ステータス重視!高級感を持たせたいなら「角・牙」
角・牙素材は古くから定番の印鑑素材として地位を確立しており、その高級感のある見た目や耐久性・捺印性の高さから根強い人気がある素材。自然に生活している動物から採取される素材は1つ1つの柄が異なるため正に自分だけの印鑑として愛着を持って使うことができます。
角は主に水牛から手に入るもので、「黒水牛」と「白水牛」の2種類があります。
黒水牛はツヤのある美しい黒色が特徴で、男性からの人気を集めています。ほとんどが黒染めの加工をしていますが中には自然のまま美しい黒色になる「純天然黒水牛」という素材もあり、こちらは少し値段が高いです。
白水牛は牛角(うしのつの)やオランダ水牛とも呼ばれており、飴色やクリーム色に近い柔らかく透明感のあるデザインが女性に人気となっています。
黒水牛やオランダ水牛などの角材は乾燥や虫食いに弱いためお手入れや管理に気をつけて長く使用できるようにしましょう。
また、牙素材の印鑑の王様と呼ばれる象牙(ぞうげ)は、耐久性や捺印性、高貴な色合いなどどれをとっても抜群で一生ものになる印鑑です。
ただし現在は輸入禁止となっているため希少性が増しており、年々手に入りにくくなっているので購入を予定している方はお早めに。
角・牙素材には印鑑となる部位によってグレードが異なり、5,000円程度のものから50,000円を超えるものまで幅広いです。高価なものほど耐久性が高いので、予算に合わせてご検討ください。
機能重視!丈夫で長持ちするものが良いなら「金属」
金属でできた印鑑は圧倒的に丈夫で耐久性が高く、摩耗にも強いですし割れたり欠けたりすることもありません。また耐熱性や耐食性もあるため様々な環境で力を発揮する素材です。
見た目もクールでスタイリッシュなのでビジネスシーンで使う機会の多い方におすすめです。
金属素材の中でもおすすめなのが「チタン」。チタンは象牙に代わる新たな印鑑素材の代表として近年急速に人気が高まっています。空気中の酸素によって膜を作るため、金属アレルギーの方でも比較的安心して利用できる金属です。
またチタンをも上回ると言われる性能が特徴の「コバルトクロムモリブデン」も注目されています。こちらは性質の異なる3つの金属を使った合金で、その硬さはドリルすら負けてしまうほど。
これら2つの金属素材の印鑑は、万が一の火災などでも燃えることが無く、永久的に使い続けることが可能です。
金属印鑑は他の素材と比べて少し重みがありますが、その分しっかりと捺印することができます。
どっしりとした重量感と洗練されたデザインは法人の方にもおすすめ。価格帯は13,000円~20,000円程度となっています。
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各素材の種類が豊富で、他社よりリーズナブルな価格で購入することができます。チタンやパワーストーンなどの高級素材も格安で作成可能です!
ハンコヤドットコム
印鑑にスワロフスキーや宝石のワンポイントを入れられるなどのオシャレなアレンジが可能で女性におすすめです。コバルトクロムモリブデンはハンコヤドットコムで購入可能です!
おすすめ印鑑素材のまとめ
印鑑素材には様々なものがありますが、それぞれに違った魅力や機能があり適当に決めてしまうのはもったいないです。
色味やデザインによって印鑑の印象は大きく変わりますし、価格によって耐久性などに差が出ることもあります。
何に使うための印鑑なのか、デザインと価格のどちらを優先するかなどを踏まえ、自分だけのお気に入りの1本を作ってくださいね。
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