朱肉って?
実印や認印といった印鑑を作製する際や、実際に捺印する際に重要となるのが、朱肉の存在にあります。
朱肉とは、印鑑を捺印する際に使われる赤い朱色の印肉であり、いわば印鑑のスタンプ台となる部分です。
印鑑を捺印した後に残る印影は、朱肉によって印象が大きく変わってくるため、印鑑とワンセットで考えなければならない、重要な要素と言えるでしょう。
朱肉には、大きさ・性質・形状などによってさまざまなものが存在しますが、印鑑と同様、利用する頻度や場面によって使い分けることとなります。
価格もさまざまであり、100円均一ショップで購入できるものから、伝統的な製法によって深い味わいを演出できる高級朱肉まで、豊富なラインナップが存在します。
どんな種類の朱肉があるの?
朱肉には、さまざまな種類が存在しますが、その選び方について、まずは用途に合わせた性質のものを紹介していきます。
職場やビジネスレベルで朱肉に求められるのが、速乾性にあります。
速乾性朱肉は、「にじまないこと」「速く乾くこと」「濃い色合いが出せること」「印影を長期に渡って保存出来ること」といった要素を満たす朱肉を指し、耐久性や保存性に長けている朱肉です。
次に、朱肉の大きさとして、独立タイプのものとケース付きのものがあります。
独立タイプの朱肉は、職場の机や自宅のリビングなどに置いておくもので、長期間に渡って利用することが可能です。
ケース付きの朱肉は、印鑑を持ち運ぶ際に利用する印鑑ケースに付随した朱肉であり、携帯性に優れています。
最後に、朱肉の形状について、重要書類などに捺印する場合、鮮明な色調や着肉性を重視したふくらみのある朱肉が人気となっています。
ふくらみのある朱肉は、高級朱肉の部類に入りますが、柔軟性・弾力性が高く、重要な契約や決断の際によく用いられる朱肉となります。
朱肉は選ぶべき?
印鑑と同様、朱肉も場面や用途によって使い分けることが一般的であり、据え置き型の朱肉や携帯性の高い朱肉、重要書類に捺印する用の朱肉など、複数種類を適切な場面に応じて選ぶことをオススメします。
印鑑を使う場面は、人対人の契約を結ぶことがほとんどであるため、マナーや礼儀作法を守る上でも、朱肉の選び方には注意する必要があります。