医学部の補欠とは
医学部の補欠合格制度について
大学入試において、合格・不合格の他にも「補欠合格」という判断を下される場合もあります。
補欠合格は、基本的に私立の大学入試において正規合格者が辞退した場合に入学が認められるという条件付きの合格であり、完全合格ではないにしても入学できる可能性を残した結果であります。
大学ごとによって補欠合格の制度が若干異なっていますが、大きく分けて3種類の制度が存在しています。
一つは、通常の合格者発表と同時に補欠合格者が発表され、補欠合格の順位についても発表される方式です。
正規合格者の欠員数に応じて、順次合格扱いとして繰り上げられることとなります。
二つ目は、通常の合格者発表と同時に補欠合格者が発表されるものの、補欠合格の順位は発表されず、欠員数に応じて連絡がされる方式です。
三つ目は、合格者が入学を辞退した場合に順次補欠合格の連絡が通知される方式です。
正規合格と同様の扱い
医学部の受験においても、補欠合格の制度が導入されており、私立大学を中心に多くの大学で取り組まれています。
補欠合格者数は、定員や受験者数によって大学ごとに大きく異なりますが、どの学校でも毎年10人から50人ほど追加で合格することがありますので、補欠だからといって完全に諦める必要はありません。
また、補欠だからといって入学後に不利に働くわけではなく、一般の合格者と同様に扱われることから不安視する必要はありません。
志望校に進学することができれば、どういった方法であれ目的は達成できたと言えます。
どうして補欠合格制度が必要?
補欠合格の制度を設けている理由としては、多くの受験生が複数の大学と併願受験しているため、合格者全員がその大学に入学するとは限らない事情があります。
例えば、国公立の医学部と私立の医学部を比較した場合、学費の面では圧倒的に国公立の方が安く済むため、両方の合格を勝ち取った場合は国公立に入学する学生が多い事実があります。
このため、私立の医学部では、一定数の辞退者が出ると想定した上で補欠制度を導入しています。
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