Y!mobile(ワイモバイル)の格安SIMとは?
Y!mobile(ワイモバイル)とは、日本の携帯電話の3大キャリアの1つであるソフトバンクが運営する格安SIMサービス。
格安SIMながら、通信速度が大手キャリア並みに速いため、しばしば準キャリアとも呼ばれます。
Y!mobileの格安SIMで利用できる回線は ソフトバンク回線一択のみ。
基本料金を比較した際に、Y!mobileの料金が本家のソフトバンクの約半額になるので、ソフトバンクからY!mobileに乗り換える人が多くいます。
そんなY!mobileは、2018年のMMD研究所の調べによると、格安SIM内のシェア率27.4%と、人気の楽天モバイルを抑えてシェア率1位を誇っています。
なぜそんなに利用者数が多いのか、次ではメリットを見ながら検証して行きましょう。
人気格安SIM!ワイモバイルのメリット
通信速度が大手キャリア並みに速い
Y!mobileが他社の格安SIMと圧倒的に違う点は、通信速度の速さ。前述した通り、Y!mobileは格安SIMながらソフトバンクと同様の速度が出ます。
特に格安SIMは、昼12時と夕方18時頃は低速化することが一般的で、格安SIMを選ぶ以上目をつぶらなけければならないデメリットです。
しかし、Y!mobileならその時間帯に速度が落ちるというストレスから解放されます。
格安SIMによっては、ネットが遅すぎて使い物にならないという格安SIMも存在するので、料金は他社と変わらず、速度は大手キャリア並みのY!mobileはいいとこ取りのサービスと言えそうです。
10分以内の国内通話がかけ放題
Y!mobileでは、10分以内の無料通話がプランに含まれます。
他社の格安SIMでは、通話かけ放題を利用したい場合、「◯分かけ放題」というオプションを有料でつける必要があります。
しかし、Y!mobileではデフォルトでかけ放題が付いてくるため、通話をよく利用する方でも安心。
逆に通話をあまり使わない人は、他社の料金の方が安い可能性があるでしょう。
1,000円で時間無制限で通話し放題に
先ほども申し上げた通り、Y!mobileの格安SIMでは、10分以内の無料通話はプランに含まれます。しかし、1回の通話が10分以上になることが多いという人もいらっしゃるかと思います。
格安SIMに乗り換えるに当たって、心配なのは電話料金が嵩まないかどうか。
大手キャリアと違って、使えば使うほど通話料が高くなるのが格安SIMなので、通話が原因で格安SIMへの乗り換を諦めている人もい多いのではないでしょうか?
そんな方には、月額1,000円で完全に無料通話し放題のオプションがあるY!mobileがおすすめです。
複数回線だとさらにお得に!家族割で1回線あたり月額500円
Y!mobileでは、2回線目以降、最大9回線まで1回線増えるごとに500円割引となります。
この割引は、家族内で複数人が契約した場合でも、1人で複数回線契約した場合でも適用されます。
基本料金が元々安い格安SIMが、1回線あたり500円も割引になるのは相当お得。他社と比較しても、Y!mobileの割引額は群を抜いています。
口座振替が可能
格安SIMでは、クレジットカード払いが一般的ですが、Y!mobileは店頭での申し込み限定で口座振替での支払いが可能。
オンラインでの受付は、クレジットカード払いのみ選択可能なのでその点はご留意ください。
以上、Y!mobile(ワイモバイル)のメリットをご紹介しました。メリットの多いY!mobileですが、ご契約前に知っておきたいデメリットや注意点もあります。
次で詳しくみて行きましょう。
人気格安SIM!ワイモバイルのデメリット
2年目から料金が高くなる
Y!mobileでは、1年目は自動で1,000円引きが適用されているので基本料金が安いです。しかし、2年目から1,000円も基本料金が上がってしまうので、後から「高い」と感じる人が多いようです。
契約に2年縛りがある
Y!mobileには、2年契約の縛りがあります。
他社の格安SIMでは、契約の縛りがない、または長くとも1年の契約縛りが一般的ですので、Y!mobileの2年契約縛りを長いと感じる方もいらっしゃるかと思います。
尚、Y!mobileを2年の契約期間よりもは早く解約した場合は、9,500円の契約解除料(違約金)がかかってしまいます。
データ繰越がない
他社の格安SIMでは定番のサービスである、当月余ったデータ量を翌月に繰り越すデータ繰越。
余ったデータを無駄なく活用できて便利なサービスですが、Y!mobileにはありません。
機能がシンプル(バースト機能なし、低速と高速の切り替え機能なし)
Y!mobileでは、他社の格安SIMでは付いていて、Y!mobileには付いていない便利な機能がいくつかあります。
その便利な機能とは、バースト転送機能や、通信速度の切り替え機能。
バースト転送機能は、通信中の最初の読み込み速度が上がるという機能で、速度制限時に役に立つ機能です。
また、通信速度の切り替え機能は、月末でデータ容量がギリギリの時、低速モードにしておけばデータ容量の節約ができるのであると便利な機能です。
速度制限時の速度が他社より遅い
速度制限時(低速時)のY!mobileの速度は、128kbpsと他社の格安SIMの速度制限時の速度より遅いです。
通常の高速通信時では、Y!mobileは最速レベルに速いですが、データ容量を超過するといきなり速度が最遅になるので、その点を認識した上でデータ容量のプランを選ぶと良いでしょう。
以上、Y!mobileのデメリットをご紹介しました。
Y!mobileは他社の格安SIMにはあって、Y!mobileにはない機能やオプションがあることをお分かりいただけたかと思います。
しかし、通信速度はそのままでソフトバンクの料金の約半額の料金にできるのは、Y!mobileの大きなメリットです。
Y!mobileは、大手キャリアと格安SIMの良いとこ取りサービス。
「格安SIMは大手キャリアと比べて通信速度が遅いと聞いて不安、でも固定費を下げたい!」
「今の格安SIMは速度が遅くて我慢できない」という方は、Y!mobileが第一候補になるでしょう。
次では、気になるY!mobileの料金プランをみて行きましょう。
Y!mobileの料金プランはシンプル
Y!mobileの料金プランは、 S・M・Lの3種類。
Y!mobileの基本の料金プラン
データ容量 | 1年目の料金 | 2年目の料金 |
---|---|---|
S(3GB) | 1,980円 | 2,980円 |
M(6GB) | 2,980円 | 3,980円 |
L(14GB) | 4,980円 | 5,980円 |
※ワンキュッパ割適用時(12ヶ月間基本使用料が1,000円引き)
Y!mobileには、上記のワンキュッパ割以外にも、状況に応じて割引があります。以下で、どのような割引があるのか見ていきましょう。
SIM単体契約特別割引
「SIM単体契約特別割引」とは、SIMカード単体契約で、基本料が最大24ヶ月間割引になるという特典。プランによって割引額が変ります。
- スマホプランS:月額400円×24ヵ月間
- スマホプランM/L:月額600円×24ヶ月間
おうち割 光セット
「おうち割 光セット」とは、自宅のインターネット回線とY!mobileの格安SIMをセットで利用すると、スマホ基本料が毎月割引になるという特典。こちらもプランによって割引額が変ります。
- スマホプランS:月額500円
- スマホプランM:月額700円
- スマホプランL:月額1,000円
家族割引サービス
「家族割引サービス」とは、メリットのところでもご説明した通り、ご家族で複数の回線を契約すると、2回線目以降の基本料が毎月500円割引になるという特典。
Y!mobileはどこで申し込める?
Y!mobileは店頭とWeb(オンラインストア)から申し込みが可能です。申し込み時には、以下の書類を準備しておきましょう。
- 本人確認書類(パスポート、運転免許証など)
- 機種購入代金
- MNP予約番号(電話番号をそのまま引き継ぐ場合)
- 支払いに必要になる書類(クレジットカードや印鑑)
他社から乗り換えをする方で、電話番号をそのまま引き継ぎたい場合は、MNP番号の取得が必要です。
現在ご利用中のキャリアに連絡をとり、MNP転出の手続きをしてからY!mobileに申し込むようにしましょう。
尚、MNPの転入の手続きは、MNP有効期限が10日以上残っている必要があります。転出から転入まで期間が開かないように注意しましょう。
また、現在のキャリアの端末をそのまま乗り換え後も利用する場合は、SIMロックの解除が必要。
乗り換え前にSIMロック解除をすることを忘れないようにご注意ください。
まとめ
ここまでY!mobileのメリット・デメリット、料金プラン、申し込み方法について見てきました。
最後に、まだY!mobileの格安SIMにするか決めかねている人のために、どんな人にY!mobileはおすすめなのかをまとめておきます。
- 格安SIM選びで通信速度を最も重視する人
- 電話を頻繁に使用する人
- 格安SIMを複数回線契約したい人
- シンプルな機能で満足という人
- 支払い方法は口座振替を希望する人
Y!mobileの料金は他社と比較すると少々高く見えるかもしれませんが、10分以内の無料通話がプランに含まれていたり、通信速度が大手キャリア並に速かったりと見所の多い格安SIM。
Y!mobileが気になる方はぜひ公式サイトもご覧ください。