中国のwifiレンタル事情

中国が実施しているネット規制は、自国民への規制措置であるため、「VPN」というサービスを利用することで、中国国内でもLINEやFacebookなどのサービスが利用できるようになります。

VPNとは、Virtual Private Networkの略語であり、仮想プライベート・ネットワークとも呼ばれています。

一般的なインターネット通信は他者と回線を共有しますが、VPNは他国のマイIPアドレスを取得して自分専用のネット接続を行うので、中国政府からは海外のIPアドレスを使っていることから規制を受けずに済みます。

簡単に言えば、中国国内でも自分の使用しているスマホやパソコンは海外のものと認識されるので規制対象外になるという訳です。

VPNは、自分だけのプライベート接続環境下で利用するため、盗聴や情報漏えいといったリスク防止にもつながるので一石二鳥です。

VPNには、無料と有料の2種類ありますが、おすすめは断然有料タイプとなります。

無料となるとやはり制約が多く、セキュリティ対策が劣る、接続が悪い・遅い、毎日IDを変更する必要があるなど使い勝手が悪いです。

自分が使いたい時にVPNの接続不良で利用できなれば意味がないので、やはり優良のVPNを使用することをおすすめします。

有料であれば、セキュリティ対策も万全でサポート体制も充実しているのでトラブルに遭った場合も安心です。

ただし、有料版は1ヶ月プランだと1000円程度かかるので、短期間の滞在で利用する場合は割高になるケースもあります。

中国への旅行やビジネスでインターネット通信を利用したい人はwifiレンタルがコストパフォーマンスに優れておりおすすめです。

費用は滞在期間に応じたレンタル料金を支払うだけで良いので、お金の無駄が生じません。

また、VPNもオプションで用意しており、1日300円で利用できるだけでなく、接続や設定なども簡単なので手軽に利用できるのが魅力です。

さらに、wifiレンタルでは周遊プランを用意しているサービスが多いので、複数ヶ国に滞在する場合も定額料金で高速インターネットが安全・快適に利用することが可能です。

中国政府によるネット規制が厳しく、接続環境も地域によって差がある国だからこそ、wifiレンタルで快適なネット環境を確保しましょう。

wifiレンタルで貸し出されるモバイル機器は高性能であるため非常に高価な製品となっています。

したがって、スリや置き引きが盛んな中国に渡航の際は、盗難補償が付いた安心保証プランに加入しておくことが必須となります。

仮に、盗難補償を付けずにモバイル機器を紛失した場合、弁済金として4万円以上の支払義務が生じることも珍しくありません。

また、wifiレンタル各社から安心保証プランが用意されていますが、なかには故障等の補償は得られるものの、盗難や紛失は補償対象外となっている場合もあります。

安心保証に加入したら絶対大丈夫と過信せずに、補償内容はしっかりと事前に確認しておくことが重要です。