認印とは?印鑑の種類や実印との違い~認印を使うときの注意点~

認め印の意義・定義と用途・役割

日本社会は、「はんこ社会」と呼ばれる程、日常生活において、はんこを押す機会が多く存在します。

はんこは、使う場面によって印鑑とも呼ばれますが、厳密な定義は異なります。ここでは認印を中心にして印鑑の種類について見ていきましょう。

印鑑・はんこの種類

はんこは、個人や法人が、その当事者本人であることを証明する印になり、印鑑は、はんこを紙や書類に押す(捺印)することで残る文字を意味します。

つまり、はんこは印鑑を捺印するための筒状の棒という意味合いを有しており、はんこに赤色の朱肉をつけて書類に押して出来た印影を印鑑と言います。

そして、印鑑の中でも、「実印」と呼ばれる種類のものと「認印」と呼ばれる種類のものの二種類に大きく分類されます。

「実印」や「認印」の中から、使用する用途や目的に応じて、「銀行印」や「訂正印」といった種類の印鑑に分類されることとなります。

認印と実印の違い

印鑑は大きく「実印」と「認印」に分けられると書きましたが、具体的にどういった違いがあるのかご説明します。

実印は、いわゆる実印登録によって「印鑑証明書」の発行を受けた印鑑を言います。

実印登録は、市町村の役所に登録する印鑑のことを指し、満15歳以上の方で住民票記載の住所を管轄している役所に届け出をすることで、公式に本人の印鑑であることが許可されます。

印鑑の実印登録は、1人1個のみ許可される大事な印鑑であり、所有者本人であることを証明された正当な印鑑であることが保証されます。

実印は、住宅を購入する際や婚姻届け、会社設立時など、大きな契約が生じる際に用いられる重要な印鑑となります。

これに対して、認印は、郵便物の受け取りといった日々の生活で利用する印鑑であり、日常的に利用する場面が多い印鑑となります。

実印とは?必要な場面と登録できる印鑑

認印を使う際の注意点

認印は、実印のように公的な証明によって効力が担保されている訳ではありませんが、各種契約書類に署名捺印したものは、法律上、実印と同じ効力を持つため気をつける必要があります

大きな契約以外にも、日々の書類などで認印を使う機会は多いと思いますが、上記のように認印でも効力が生じてしまうため、契約書類に間違えの箇所を見つけたら、文章を訂正するための訂正印を捺印した上で修正するなど、書類関係には注意を払う必要があります。

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