携帯電話端末と通信会社
スマートフォンが登場以降、その利便性の高さやデザイン性によって、爆発的に普及しています。
年々、高性能・高機能のスマートフォンが発売され、端末メーカー各社も新製品開発にしのぎを削っています。
スマートフォンは、インターネット接続を前提としており、従来の大手通信会社と契約する場合は2年間契約することが基本条件となっていました。
ですので、契約期間を境に、新機種へ機種変更を行っていくことが買い替えサイクルとなっていました。
従来の携帯電話は、その端末に対する契約を解除した場合、利用方法がありませんでしたが、格安simカードを差し込むことで、解約した後でも使える選択肢が増えてきました。
simロック解除は必要？
解約したスマートフォンを格安simカードで運用する際には、事前に注意すべき点がいくつかあります。
一点目として、利用したいスマートフォンが、simカードフリー端末かどうかを調べておく必要があります。
simカードフリー端末なら、基本的にどの通信会社のsimカードでも利用する事が可能であるため問題なく使えるのですが、simカードロックがかかっている端末の場合は、注意が必要です。
二点目は、simカードロック端末の場合、simカードのロック解除が可能かどうかを調べる必要があります。
simカードロック解除については、主に海外で販売されているスマートフォンを購入した際に問題となる事項ですが、日本国内で購入した端末でも、simカードのロック解除に対応している端末が一部存在します。
三点目として、simカードロックが解除できない場合、その端末が元々docomoで契約していたかが重要となります。
格安simカードを提供している事業者のほとんどが、docomoのネットワークを借りて事業展開しているため、元々docomoで契約していた端末にsimカードロックがかかっていても、docomoのネットワークを経由して使えるため問題ありません。
注意しないといけないのは、SoftBankやauの契約をしていた端末の場合、simカードロックの解除ができなければ、格安simで運用することは難しいでしょう。
追記：2015年5月以降発売の機種はsimロック解除が可能に
今までは、大手通信キャリアであるdocomo・au・softbankの3社はsimロック解除に否定的でした。
しかし、総務省の働きかけにより、2015年5月以降に発売される端末は原則としてsimロック解除ができるようになっています。
ただし、3社のsimロック解除条件を見てみると細かく異なってくるため、契約しているキャリアの解除手続きを詳しく確認することが重要です。
| docomo | au | softbank | |
|---|---|---|---|
| simロック解除の対応機種 | 2015年5月1日以降発売の機種 | 2015年5月1日以降発売の機種 | 2015年5月1日以降発売の機種 |
|
解約手数料 (2015年5月1日以降発売の機種) |
ネット受付：無料、電話/店頭受付：3000円 | ネット受付：無料、店頭受付：3000円 | ネット受付：無料、店頭受付：3000円 |
|
解約手数料 (2015年5月1日以前発売の機種) |
店頭受付：3000円 | ― | ― |
| 最低利用期間 | 6ヶ月（180日以上） | 6ヶ月（180日以上） | 6ヶ月（180日以上） |
解約したスマホの活用方法
解約した後のスマホに格安simカードを差し込んでインターネット機能や通話機能を持たせると、従来通り携帯電話として利用することができます。
ゴルフ・スキー・海水浴といったレジャーの際に、連絡手段として携帯電話は欠かせないと思いますが、格安simカードを利用する事で、今まで使っていたスマホから電話やメールが利用できるため、メイン携帯の水没や画面破損を気にせず利用することが可能です。
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